« 2011.7.6 九州電力やらせメール 発覚 -- NHKニュースウォッチ9 佐賀県古川知事出演 大越さんも菅さんの責任を問う姿勢でした! 報道ステーションを見て事実はそうではなさそうということがわかりました! NHKの姿勢は官僚主導広報シナリオが見えていました NHKのこの報道姿勢こそ問われるべき姿勢です!(これは後日に書いたものです) | Main | 原発ストレステスト⇒政策を議論するならストレステストの意味を議論するべきなのに、どこのメディアもそれは避けているようです。そして、政治が悪いとばかりいっています。メディアが主体性をもっていません。放送だけやっていてジャーナリズムがありません。それなのに政治の批判はなぜかします。日本のメディアは官僚の広報担当ばかりとしか思えません »

2011.7.7 七夕の日のニュースウォッチ9 玄海原発世論操作メール問題を菅総理ストレステスト問題にすーっとつなげた大越さんにNHKの世論操作を感じてしまいました。⇒7月9日放送予定のNHKスペシャルで原発賛否のアンケートをしていたのですね。ここにも関係者の賛成意見が多数あるはずですね。だから大越さんは九電問題に多く触れることができなかったのですね?8月にも討論番組を企画ということは、NHKもその流れの中に置かれているということなのかもしれません。『業界関係者にとって重大関心』と教えてくれましたから。

ここを書いた後で知りました。NHKニュースウォッチ9の放送内容で教えられた原子力関係者の考える「重要度」からも、ここにはきっと、かなりの数の関係者の賛成意見が寄せられているはずです。

Nhkspecialjuly9_top

NHKスペシャル シリーズ原発危機 第3回 「徹底討論 どうする原発」7月9日放送にアンケートがあるんですね!『番組に寄せられたご意見』で九電問題以前に番組を構成しているのでしょうから、NHKにとっては他人事ではなかったのですね!もしかしたら、いま一生懸命に番組内容を変更しているかもしれません

Nhkq

そして、8月末にも討論番組があります。

Nhk8

大越さん「さて、九州電力が原発の運転再開を認めるメールを送るよう子会社などに指示していた問題、なりふりかまわぬやり方に怒りが広がっています」

テロップ「住民の信頼を裏切る行為 なぜ」

井上さん「住民の信頼を裏切る行為になぜ及んだのか追跡しました。」

(この真下につづきます)

右上にタイトル「追跡九電メール問題その真相は」ずっと

レポート:高井正智さん

九州電力福岡営業所の看板のアップ

「一通のメールで大きく信頼を損ねた九州電力、 原発再開への動きに電力会社自らが水を差した形です。」

テロップ「九州電力の社員」

出社風景と思える映像でのインタビューで
九州電力の社員の方と思える映像で「知りません」
また別の九州電力の社員の方と思える映像で「よく知りません」
さらにまた別の九州電力の社員の方と思える映像で「ノーコメント」

よくあるインタビュー風景です。でもちゃまはこのようなインタビューのようなインタビューはおかしいと思います。経営者と社員を同一視してしまう 「ゆうだい君の手紙」のようなやり取りを生んでしまう発想につながる取材だとおもいます。⇒『ゆうだい君の手紙』と『その後の話』を読んで・・・ 『東電』とか『国家公務員』という総体で考えて論じることでは、実は論理的な議論ができないということを改めて思いました。「国」とか「官」とか「ブランド」や「イタリア製」や「日本製」も同じです。具体的な個人名で誰がどんなことをどんな判断をしてこうなったのかの積み重ねがなければこんなことになってしまうのです。これは日本での教育のあり方ともいえますけれど、それ以前に、古来ずっと責任をあいまいにしてきたからと思ってしまいます。東電会長は日本原子力の非常勤取締にご就任 それから、自転車でいえばサイクルヨーロッパジャパンのビアンキ自転車問題でビアンキ社長として突然インタビューした人がサイクルヨーロッパジャパンの親会社のシクルーロップ社のCOOだったことを多分知らずに単にビアンキ社長としてだけ放送してしまうようなTBS報道特集のような間違ったこともしてしまうことにつながります。⇒ビアンキ社長はサイクルヨーロッパ自転車事業責任者。パシフィックサイクルやGTで社長の右腕のアメリカ人。 グローバル自転車ビジネス(アジア外注)をよく知る人物

テロップ「浮かび上がる企業体質」

メールを印刷した紙のアップを映しながら

女性ナレーター「問題のメールとは」

男性ナレーターメール内容の読み上げ「発電再開容認の一国民の立場から、真摯に、かつ県民の共感を得うるような意見や質問の発信」

「可能な範囲で、当日ネット参加への協力をご依頼いただきますようお願いいたします。」

女性ナレーター「九州電力原子力発電本部の課長級の社員が子会社4社と社内の一部に送ったこのメール」

玄海町の風景

女性ナレーター「玄海原子力発電所の運転再開を巡り住民から質問を受け付ける国主催の説明会が開かれるのを前に、再開を容認する意見を送るよう指示していたのです」

ちゃま;「国主催」ということば、この「国」とはだれのことでしょう? 以下のビデオの企画・制作・著作:経済産業省から経済産業省だとわかります。 経済産業省なのか日本国政府なのか、そういうところをはっきりさせないで「国」と表現するところが「ゆうだい君の手紙」のようなやり取りを生んでしまう発想につながると思います。

NHKテロップ:ケーブルテレビの放送先月26日
放送された番組のオープニング
「放送フォーラムin佐賀県
しっかり聞きたい、
玄海原発
玄海原子力発電所 緊急安全対策 県民説明番組
企画・制作・著作:経済産業省」

女性ナレーター「その時の説明会」

女性ナレーター「地元のケーブルテレビやインターネットで中継されていました。」

番組進行者「大変な数のご意見を頂戴しております。」

市街地の交差点で

テロップ「福岡」

女性ナレーター「住民の意見を捻じ曲げるような九州電力の行為に」

インタビュー:

男性「やらせという、ねえ、非常にあってはならない、しかも、公共的な機関ですから、あるいってみればね、そういうことは許せない」

女性「こういう風なやり方されたら賛成できません」

男性「追及すべきですね、節電とか言う資格はないですね」

女性ナレーター「住民の意見を捻じ曲げるような九州電力の行為に」

九州電力のビルを映しながら

テロップ「社員本人への調査開始」

女性ナレーター「九州電力は指示を出した社員本人への聞き取り調査を開始」

テロップ「ほかにも関与の可能性」

女性ナレーター「ほかにも指示にかかわった社員がいる可能性があるとして上司など複数の社員から話を聞いています。」

メール問題はなぜ起きたのか

今回の事態実は説明会の前日に情報が流れていました

共産党の福岡県委員会 九州電力の子会社の内部から通報を受けていたのです。 25日に関連会社の方から福岡県内の共産党の事務所に持ち込まれたと 賛意を示すFAX、メールこういうのを送ってほしい ここまでやるのかというのが職場でも話題になったと

翌日に開かれた説明会

メール等をご紹介しておきたいと思います。 原発廃止で産業が海外流失し子供たちがどうなるのか次の世代のことが心配です

メールやファックスで合わせて589件の意見が寄せられ、その半数近い286件が原発に賛成する意見。反対の163件やそのほかの意見140件を大きく上回っていました。 説明会に参加した平田義信さんです FAXが読み上げられた中に結構賛成の意見があるなとは 裏でこんなことがおこっていたということに対しては なんということをしてくれたんだろうという感じですね

寄せられた意見の中に九州電力の社員からの指示を受けたものがどの程度あったのかは明らかになっていません。

説明会にメールを送るように指示したのは九州電力原子力発電本部の課長級の社員でした。 子会社4社と社内の一部に伝えていました。 子会社はメールを転送したり内容を印刷して回覧したりして指示を社内に伝えていました。

なぜそうした指示を行ったのか。 届いた文書にはこう書かれています。

本件については極めて重大な関心事であることから、 万難を排してその対応に当たることが重要と考えております。

社員が指示をした理由について 九州電力の眞部社長は

九州電力社長「原子力の安全性必要性について事業者の立場から意見だしをして、できれば、理解を広めていただきたいなということであります。」

事業者の立場で原発の安全性や必要性を訴えたかったと答えました。 しかし、指示では事業者であることを伏せ一国民の立場で発信するようにとされています。 これについては

記者「一国民の形で投稿するというのは事業者の立場でというのとはちょっとまた違うっていう」

九州電力社長「説明会に、事業者名を出して言えばよかったんじゃないかということですか? まあ、そういう考え方もありますね。」

記者「なんとなく、こうこそこそやっている感じがすごく強い それについてどう思いますか」

九州電力社長「そういうことで、本日、まあ、われわれ反省というか、お詫び申し上げて今後そういうことを、やらない、おこなわないようにと、」

九州電力のビルを映しながら

九州電力の対応は隠ぺい体質だと指摘する声もあります。

赤文字テロップ「隠ぺい体質」

松崎真琴議員の部屋(?)

テロップ「鹿児島県議会松崎真琴議員」

男性ナレーター「鹿児島県議会の松崎真琴議員です」

テロップ「今月4日に九州電力を追及」

男性ナレーター「今回の問題について今月4日、九州電力を追及していました。」

松崎議員「本当にあったのかと、事実はどうなのかと、いうふうに質問いたしました。」

議会風景
テロップ「鹿児島県議会特別委 4日」
男性ナレーター「その時の県議会」
松崎議員の映像を映しながらテロップも「松崎議員」で
別の女性ナレーションで松崎議員の言葉(のように見える)を読み上げ「運転再開を賛成する支持する文言の電子メールを番組に投降するようにとやらせで番組に送れと」
テロップ「九州電力原子力発電本部 中村明副本部長」
「当社としては、あー、そのような依頼を実施した事実はございません」
参考人として出席していた九州電力の幹部は(ちゃま:名前と役職はナレーションされません)
明確に否定していたのです。
赤文字の大きなテロップで「否定」

松崎議員「追及されてもまあウソを押し通すといいますか隠せるもんなら隠すと、いうまあ、そういう隠ぺい体質と言いますか、県民を愚弄したとまあいえるのかと、思うと、本当に、悔しい、残念、怒りの思いをもっています」

印刷されたメールのアップ
テロップ「なぜこんな対応を」

専門家の映像で
男性ナレーター「なぜ九州電力は信頼を損なう対応を取ったのか。専門家は電力会社にとって住民の理解を得る活動が最重要の課題であり、なかには行き過ぎた行為(テロップ「行き過ぎ」表示)もあるのではないかと指摘しています。」

専門家の映像の人のテロップがやっと表示「原子力政策に詳しい九州大学吉岡斉教授」

吉岡斉教授「自治体がイエスと言わなければ物事が動かなくなっていくというこういう時代に、まあ、90年代やはり後半からなりまして、同意をとるための、まあ、イベントを重ねるという、ということが、電力会社やあるいは政府にとって死活的に重要になった。だからそれをなりふりかまわず自分に有利にしようというそういう流れになったんだと思います。」

玄海原発上空からの映像
テロップ「玄海原発 おととし」

男性ナレーター「九州電力は過去にも佐賀県議会で住民の意見を聞く場で問題があったと指摘されたことがあります。おととし玄海原発で始まったプルトニウムを燃料で利用するプルサーマル。この受け入れの是非をめぐって佐賀県が開いた討論会の後のアンケート調査で

安全性についての理解が深まったという回答が多数を占めましたが、

九州電力の社員や関係者が多数参加していたというのです。」

吉岡斉教授「世論を利害当事者が誘導するということはこれはやはり問題だと。」
「影響力の及ぶところに総動員をかけてやるというような力任せというようなことでこれはもう昔のやり方であっていまは通用しないと考えるべきです」

ここまでビデオ:
ここからスタジオ:

大越さん「え、今回のメール問題で浮き彫りになったのが、世論は操作できると、いう時代錯誤の考えと隠ぺい体質だとすれば、昨日以来、政府が露呈したのは、原発の安全確保という重い課題に場当たり的に対処するその軽さでしょうか」

井上さん「菅総理大臣の指示で、政府が急きょストレステストと呼ばれる追加的な安全確認実施を決めたことではしごを外された形になった海江田経済産業大臣はいずれ時期が来たら責任を取りたいと辞任を示唆しました」

ちゃま:大越さんのコメントで、今回の九州電力の玄海原発の世論操作問題が、「ストレステストをいいはじめた政府の軽さ」という別の話の前説明になってしまいました。

『九州電力の玄海原発の世論操作問題』についてのコメントと思って聞いていると、言い切りをせずに、いきなり「だとすれば」でつないで『政府の問題』につなげています。

聞く人によっては『九州電力の玄海原発の世論操作問題』は『政府の問題』ととらえる人がいるかもしれないような、つなげ方でした。論理的にはそうではなくても、雰囲気としてはそうとらえてもおかしくはないような、不思議なつなげ方でした。

これはおかしいのではないでしょうか。

いつものように大越さんが『九州電力の玄海原発の世論操作問題』についてのコメントを話すと思って聞いていました。でもいつのまにか別の話になっていたので、何を話していたのかよくわからなくなりました。ビデオだったので、確認しました。そこで、いきなり「だとすれば」でつないで、別の『政府の問題』になったことがわかりました。

NHKのテレビに出て話をされる方は話しかたをこれでもかというほど訓練されていると聞いています。そういう方が、このような文章のつなぎをするはずが、普通はないとおもいます。

「今回のメール問題で浮き彫りになったのことは、世論は操作できると、いう時代錯誤の考えと隠ぺい体質だとおもいます。こういうことはxxxxx」と感想や意見をある程度続けるのが普通の大越さんです。

これを『世論は操作できると、いう時代錯誤の考えと隠ぺい体質』と『重大問題に対応する政府の軽さ』(でしょうか)としているところです。

大越さんの実際に言いたいことが実はよくわかりません。一方は『世論は操作できると、いう時代錯誤の考えと隠ぺい体質』といって、一方は(たぶん)『重大問題に対応する政府の軽さ』としているところで、前者は主語が九州電力なのか原子力村なのか経済産業省なのかわからないような言い方なのに、後者は「政府」といっているなど、どうしても「今の政府」そしてその代表のつまり「菅総理大臣」に対して、矢を投げているようにしかおもえないところです。九州電力問題が菅総理大臣への矢となって放たれるような放送内容の締めくくりでした。

そのあと、海江田大臣や菅総理の話が続いた後で、大越さんのコメントは

原発の安全を徹底する これは大事なんだということを否定する人はいないと思うんですよね でもこのたとえば今度のストレステストにしても 政府がもっと早くから一体となって議論をして、その方針を打ち出していれば 今日のような混乱というのはたぶんなかったと思うんですよね あまりに場当たり的なのではないか 菅総理への批判がまたも与野党を超えて渦巻いています
と充実したものでした。

これには、ものすごいNHKの「意図」を感じたところです。

これも「世論操作」と思ってしまいます。

九州電力メール問題は共産党がいなかったら明らかにならなかったかもしれない、そう思わせられる一方で、そう思っていないのですけれど、ニュースウォッチ9の構成をみると、『共産党が放った矢が菅総理大臣に仕向けられているようにNHKが構成した』と見えないこともない構成になっているというところが、シナリオライターとしてのNHK(ニュースウォッチ9はNHKを代表しているとおもっているので)の役割に思えてしかたありません。

大越さんのつなぎの言葉がああでなければ、そうは思わないのですけれど・・・・

松本前復興担当大臣のときも最後の「オフレコ。書いたらその社はなくなるから」を伝えた社は少なかったでしたね。NHKも報じませんでした。今回のニュースウォッチ9のレポートも大越さんのコメント部分を除けば中立的だとおもいます。けれども最後のコメントまで含めてみなければ、それでも全体の実際の意図を見失ってしまうような感じがします。小さなことでもそこまで伝えるかどうかでずいぶんと変わるものです。特に『メディアは中立』なんてずっといわれてきましたけれど、それは嘘です。誰もが『中立』などありえないからです。それはその社の意見なのですし、ちゃまの意見なのですから。それを隠すことを『いい』としている社会だからこそ、ゆうだい君議論になってしまうのではないでしょうか

|

« 2011.7.6 九州電力やらせメール 発覚 -- NHKニュースウォッチ9 佐賀県古川知事出演 大越さんも菅さんの責任を問う姿勢でした! 報道ステーションを見て事実はそうではなさそうということがわかりました! NHKの姿勢は官僚主導広報シナリオが見えていました NHKのこの報道姿勢こそ問われるべき姿勢です!(これは後日に書いたものです) | Main | 原発ストレステスト⇒政策を議論するならストレステストの意味を議論するべきなのに、どこのメディアもそれは避けているようです。そして、政治が悪いとばかりいっています。メディアが主体性をもっていません。放送だけやっていてジャーナリズムがありません。それなのに政治の批判はなぜかします。日本のメディアは官僚の広報担当ばかりとしか思えません »

fear-mongering:意見を通すために恐怖を利用する組織的つながり」カテゴリの記事

原子力村」カテゴリの記事