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ボゴタ 35周年のシクロビア(自転車道)

La ciclovía cumple 35 años 2010年7月17日

今週の日曜日(ドミンゴ)7月18日は、ボゴタで自転車利用を大々的に促進しようと、最初の試みがおこなわれた35周年目の日。

シクロビア(ciclovía)開会式の写真
Ciclovia35
1976年6月20日、当時の市長Luis Prieto Ocampo(真ん中のシクロビア看板の上、白ジャケット濃パンツの人物)

Bogotarearcarciclovia
現在のシクロビア(ciclovía)を走る自転車リヤカーをつけた自転車
自転車リヤカーはBurley Designのもの

はじまり・・・・

日曜日が特別な日。体を動かす日。こんな伝統となった、その発端がシクロビア(自転車道)が始まったところにさかのぼる。1974年12月15日、運動好きな大学生がはじめたもの。特に自転車に乗ることが好きな仲間たちだった。運動は当時、国内で重要な役割を担っていた。

コロンビアの首都で運動(体を動かすこと)が重要視されるようになり、この学生の一団は自転車の集会(mitin)、ciclopaseo(シクロパセオス自転車散策)をやり始めた。このアイデアはレクリエーションに使えるような場所が不足していたことに対する訴えと同時に、自動車の多さとその自動車から吐き出される排気ガスの量に対する訴えという意味をもっていた。

この時点でも運動はすでに交通局(Departamento Administrativo de Tránsito y Transporte (DATT))の後援をとりつけていた。そのため市の中心にある大通り2本が使えた。

ボゴタ市民はこのゲームに自分の自転車やスケートで参加。あるいはそれがなくとも自分の足だけでも参加できた。


これは市政府内でも評判がよく、役人たち自身でこのシクロパセオスをより広めようということとなった。このレクリエーション運動局(Instituto Distrital de Recreación y Deporte (IDRD))がはじめた「革命」の最初の段階は、まだ「実験段階」という位置づけで捉えられている。
その後、1976年6月20日に(ボゴタのdecreto)法令第567号でciclovía(シクロビア:自転車道)が制定された。566号でもciclovía とその内容に触れている。


Luis Prieto Ocampo市長行政府の下で566号と567号が制定された。市長は当時4ルートではじまったciclovíaの開会式にも参加している。1つ目はSalitre からCiudad Universitaria、2つ目はOlaya からEl Tunal。3つ目はParque NacionalからFunicular 。4つめがCircuito del Norte。

客人と開会式に臨んだLuis Prieto Ocampoは、式の後、たくさんの自転車乗りに周りを囲まれながらもOlayaからEl Tunalまで自転車で走った。
その日曜、首都の市長が自分の鉄馬('caballito de acero':つまり自転車のこと)にまたがり走った距離はかなりのものになった。


この立法により、現在世界的に知られるボゴタのシクロビアが誕生した。現在このルートは121キロメートルあるが、12キロメートルづつ10地区に分けられている。シクロビア実施地域はボゴタ内に20ある町の19にまでわたり、また、市中央部を貫いて北部と南部をつなぐ大きなルートが2本ある。


シクロビアの変遷

シクロビアは大きく2つの段階に分けられる。交通局(DATT)が運営していた1976年から1995年までが第一段階。初期の段階のさまざまな試みがなされた時期。市民のための公共空間の大部分が復活した。都市開発の研究やシクロビアコンセプトの創造も。


1995年に交通局(DATT)からレクリエーション&スポーツ局(Instituto de Recreación y Deporte IDRD)に移管された。

IRDRが運営に携わって以降、シクロビア拡張方針がとられ、それまで12キロメートルだった全長は121キロメートルとなった。また、専任者を置き、標識も充実させるようになった。

新運営のもとでは、市民の案内役として、また、安全を守るガードマンとしてガイド役をおき、サービスを高めるようになった。ガイドは無線を携帯しガイド間で話ができるようにした。ガードのユニフォームを統一も進めた。

2006年にはシクロビア補助サービスとして公共浴場や出店販売も始めた。

今年のはじめには、駐輪場(cicloparqueaderos)と自転車修理(ciclotalleres)を始めた。自転車修理では、自転車、スケートボード、その他の車両に対して、壊れた際の修理ができる。駐輪場は1キロメートルごとに設置されている。IDRDは利用者の車両に問題が起きたときの助けを得るのに役に立つと考えている。


「体を動かすおすすめRecomendación de Actividad Física (RAFI)」という拠点も複数つくられた。ここでは、専門家の元でテストを受けて、自分にどんな運動が合っているのか、自分の体型維持にはなにをどのようにしたらいいのかなどのアドバイスが個別にもらえる。利用者は1-2ヶ月後にまた訪れれば変化を確認できる。


自転車の乗り方教室(Escuelas de Enseñanza)もおこなわれている。興味をもつ人ならだれでも自転車の乗り方を学べる。この専任担当者はTunal公園とSimón Bolívar公園にいる。この公園2箇所には自転車レンタルサービスも置かれ、自分の自転車を持っていない人でも自転車にのることができる。

最近では、出し物やエクストリームスポーツなども自転車道脇でおこなうようになった。現在では、市内の壁のある場所でランプを上る光景が珍しくはなくなった。こういった練習を積んだ人が技を見せあう場所ともなっている。


世界が参照する事例として

2005年にボゴタの自転車道はすでに世界的評価を得ていた。

この年、Red Americana de Ciclovíasが設立された。これはこの南アメリカ地域の数カ国が一緒になりボゴタの例を横展開しようというもの。

このネットワークではボゴタの幅広い経験を基礎として、これをより早期に展開できるよう、年一回の集まりで他の国でどのような戦略やプログラムを進めているかを話し合おうとしている。


IDRDによれば、ラテンアメリカ内ですでに50以上の自転車道がおこなわれていて、その多くがボゴタをモデルにしているという。

さらにもう一つの例としてIDRDが付け加えたのがチリの自転車道。私用のレクリエーション空間であるチリ人がボゴタを参考にサンチャゴ(Santiago de Chile)ではじめたもの。


他の例として、ペルー、エクアドル、ベネズエラのChacaos 、ブラジルの30市以上がこれを実施したいとしている。各市から市長がボゴタには見学に訪れている。Guadalajara、メキシコシティ、エルパソ、Zapopan、Monterrey などでボゴタを参考にした自転車道がある。

シカゴでもボゴタの例を参考にCiclopaseos(自転車散策)がおこなわれている。UDRDは最後に、ニューヨークを挙げた。世界の中心からコロンビアにボゴタ見学に来たという。


祝賀

7月18日日曜日10時から国立公園(Parque Nacional)で、ボゴタ市長から、この有名となり伝統となったボゴタのシクロビアが35歳の誕生日の祝賀を受ける。現市長サミュエル・モレノ(Samuel Moreno)が出席しスピーチをする。シクロビアのサービスを紹介し、ガードに新しい制服を配り、パレードをおこなう。その後、ガードの宣誓を受け、エアロビクス競技を見て、シクロビアでのさまざまなサービスを見て回ることになっている。

スポーツ好きなあなたなら、7月18日日曜日にはボゴタのシクロビアの誕生日祝賀イベントに参加しよう!

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