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自転車メーカー BMCのロジスティックス 2010年3月2日

BMC スイスでの製造にさらに投資 IMPEC
自社生産を高らかに謳い上げることができる最上位フレームを、しかも、とても美しい機械での生産でおこない始めました。IMPECはハンドメイドではありません。機械生産です。
けれども、ちゃまは、これは、一流のマーケティングだとおもいます。そして、IMPEC以外のフレームはここにあるように台湾生産です。
IMPEC生産の最終工程は他社です。IMPECの完成車組立もここではやっていないようです。
つまりIMPECはBMCが「スイス自社生産」と言いたいための道具なのです。
でも普通のほとんどすべての(IMPEC以外の)BMC自転車はここにあるように台湾なんですよ。
BMC自転車の基本は台湾生産で台湾の倉庫に置かれて、台湾に発注が来て世界中に配送されるものなんです。IMPECのフレームだけが例外なんです。例外ということは品質的にも本当は例外が多いはずなんです。大量生産の方が品質が安定しているはずなんです。
もちろん台湾は高品質です。そしてカーボンフレームは中国が一流品。ほかにも中国の技術力は台湾からの進出で向上しているんですから、自転車ではスイス製ということには、本当は、製造技術面からはなんのメリットもない時代のはずなのです。ですから、スイス製、それも一番上級品をというのは、マーケティングのスタンスからの話なんです。「スイス製がいい」というユーザーの思い込みを実現してくれたそのマーケティング的な発想がアンディ・リースさんたるところだと思います。「BMCはスイス製」という言葉をユーザーやメディアが広めてくれることを期待してのIMPEC-Startgateなのだとおもいます。けれど、実態は違うのですし、スイス製よりも台湾製や中国製の方が総体的にいい品質なのですから。70年代80年代の日本の自転車がアメリカの一部の人たちはただ安いだけではなく品質もいいと理解していたのと同じなんです。
Logistics for bike manufacturer BMC 自転車メーカー BMCのロジスティックス 2010年3月2日


http://www.transportjournal.com/index.php?id=489&no_cache=1&L=1&tx_ttnews[tt_news]=17618&tx_ttnews[backPid]=441&cHash=83e4b1ef8872f12d837f5a0f6b6176a9


スイスの先進的自転車メーカーBMCはハイエンド自転車を世界的に販売している。長年、この会社はロジスティックスを外部に委託している(契約製造/製造委託)。これで拡大する国際市場に対して製品配送をおこなう。柔軟性とコスト削減を実現している。BMCのロジスティックスを預かっている会社はAgility(アジリティ)。


BMCは先進的自転車として評判のブランド。非常に洗練された製品は魅力的で独創的なデザインを最新技術で実現している。スイスのグレンヒェンにいるBMCの技術者たちが自転車を生産するようになって15年になる。競技用自転車の開発と組立に使われている技術の先進性がマウンテンバイクや都市交通で使われる生活用商品の製造にも生かされている。


前Phonak社トップで熟練の企業家で、また熱心な自転車愛好家でもあるアンディ・リース(Andy Rihs,)がBMCを買収した。BMCはスイスブランドとして知られている会社だが、(スイスにとどまらず)国際市場へと打って出るのに成功した。BMCでは専門販売業者(specialised dealers)に供給している。5大陸すべてに、幅広い品揃えで、競技用自転車、マウンテン、シティ、婦人用まで。加えて、個別に組み立てる競技用自転車も生産している。これは最終利用者(エンドユーザー)の指示に沿って組み立てるもの(つまりカスタム仕様)。


BMCではプロトタイプについては開発、製造、組立のすべてをスイスでおこなっている。つまり、スイス国内に生産工場を持つスイス自転車メーカーの一社ということになる。たとえば、Timemachine TT01モデルはスイスだけで製造されている。フレーム部品は台湾製あるいは中国製(Parts of the frames come from Taiwan or China)。スイス国内外の専門流通業者に確実な配送をおこなうため、また、BMCの市場拡大を的確にサポートするため、先進的で効率的なロジスティックスが常に求められる。このことが2002年以来、BMCがアジリティロジスティックス(Agility Logistics)と密接に業務を行っている理由となる。

アジリティのロジスティックスノウハウ


提携した時点での依頼は、BMC商品のスイス国内流通部分だった。スイス国内専門販売店に配送される自転車はバーゼルにある中央倉庫に詰まれた。日一回のシャトルサービスがグレンヒェンとバーゼル間を走り、組立を待つ台湾からのフレームセットを配送し、また、全国に配送する完成自転車を収集した。スイス国内の顧客からの注文はバーゼルに転送される。そこで、委託販売品が組立されたのち、アジリティのトラック網で、スイス全域の専門流通業者に、戸口配送で、輸送される。この工程のため、ロジスティックスサービス提供業者はアウトドア商品小売分野での幅広い経験が求められる。運動具(スポーツ用品)メーカーのプーマの配送を請け負える企業力が発揮される。


BMCが国際展開を始めたときには、世界的な配送に対するロジスティックモデルの提案をおこなった。当初、年2500台だった販売が、2007年には22000台を世界各国に流通させている。生産増に対応し、グローバルの中央倉庫を台湾においた。世界に向けて流通配送する自転車はすべてここにおかれる。

スイスのバーゼルは、
フランスとドイツとの国境に
接しています
EUの法律に縛られない場所でありながら、
EUへの流通に最適の地です。
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自転車/自転車部品/卸会社のVitelli フィテリ社もバーゼル。カナダのドレルのブランドとなったアメリカの自転車ブランドキャノンデールも独立会社時代からヨーロッパ拠点はバーゼル。
世界的な配送


BMCは欧米外では、国ごとに一社、中心となる流通業者(ディストリビューター)を置き、商品流通をしている。このディストリビューターがそれぞれの担当地区(国)の予測を行い、自社リスクの下、発注をいれる。BMCはこの発注をアジリティ経由(管理下)でグローバル中央倉庫に転送する。倉庫では正確な配送可能商品数を回答してくる。これには完成車ごとのコード(article number)も含む。これは中間集計システム(interim storage system)といい、これにより提供業者は1カ国に対してまとめた配送が可能になる。これ以前のBMCでは、生産拠点毎あるいは個別モデルのメーカー(生産者)毎に個別に供給をおこなう必要があった。これによって配送にかかわる事務作業が軽減される上、注文をまとめることで、コスト低減ができる。流通業者あたりの量が中間倉庫機能の利用で増えるため。これにより自転車単価も下がる。BMCでは商品の輸出入の際にかかる税関連や取扱手数料・倉庫料を固定価格で支払っている。提供業者はまた、ディストリビューターが望めば戸口配送をその時点のdaily priceですることもできる。ディストリビューターはしかし自身で商品を取りに来ることも選択でき、またディストリビューター側で選んだ業者を選択することもできる。

(複数の委託先があることがわかります。さらに一社でも複数の生産場所をもつところもあると思える記述です。)

より柔軟性あるパートナー


BMCロジスティックススペシャリストのカトリン・ハーベッガー
「提供業者の柔軟性がありがたいです。すばらしい優位性があります。固定的なシステムを押し付けるようなところではないところを探していました。配送してほしいときだけ扱ってくれます。同時に、わずかの時間でも同じサービスがリクエストできます。世界中に同じ高品質のサービスをしてくれるところにも信頼を置いています。国際ネットワークがあるのはありがたいです。」


EXTENS社が扱っていたBMCは、2009年でこの方式に置き換えられたということでしょうか。EXTENS社の倒産と時を同じくしているので、発端は、そこだった可能性もあります。そうなら確かにすばやい対応です。
中央倉庫という考え方がうまく言ったため2009年時点でBMCはさらにアジリティとの契約で中央倉庫をスイスに近いフランスのバルテンハイム(Bartenheim)に置きにヨーロッパ向けで使うことにした。第一段階として、BMCはフランス内での配送方法に変更をおこなった。専門流通業者への直接配送をおこなうようにした。最終的に、BMCはフランスで会計士と契約し、フランス国内でBMCの代理人とした。契約業務など税にかかわるすべてを取り扱う。経験と契約の積み重ねがあるのでロジスティックスサービスプロバイダーは適切な会社を推薦でき、最初の会議召集から契約締結までを請け負える。


台湾のグローバル倉庫から、完成車が出荷される。海を渡るためしっかりとコンテナ梱包されてバルテンハイムまでやってくる。生産が遅延したときだけ空輸をおこなう。速いが高くつく代替案。フランスの専門流通業者たちがBMCに直接発注してくる。このオーダーはアジリティに渡され、委託販売品をパックし、フランス全体に流通する。固定されたハブとスポークのようなネットワークで。また決まった道と毎日の出発時間で主要なビジネスセンターまで届けられる。そこから、委託販売品(最終利用者の求めに応じて組立されたもの)は個別店舗に配送される。


旅程の短縮化、取扱工程の単純化、配送時間厳守、各拠点間の調整でBMCロジスティックス全体の質が高められ単純化される。大量配送による魅力的な価格付けがBMCの利益となる一方、非常に小口の委託販売の配送でも、関税あるいはその他の税関連書類作業は個別には不要となるため合理的な価格付けが可能となる。

「そうやって、わたしたちはフランスの専門流通業者に直接配送するのです。私たちは市場から目を離しません。私たちは、どのモデルがよく売れているのかといった情報を、直接、フィルターがかかっていない情報として得るのです。これをマーケティング戦略に役立たせています。」
そう、新しい配送モデルの利点に注目してハーベッガーが説明してくれた。
「わたしたちにとってのリスクも、もちろん大きなものになってきています。わたしたちはもっと柔軟におこなえるように。小口の追加発注をもっとすばやく、もっとコストをかけずに、おこなう必要があります。委託販売品すべてが関税を別個にかけられることのないようにしていかなければなりません。」


バルテンハイムで、BMCはEUの供給業者としての立場を得た。このやり方で他国への商品配送が始まろうとしている。

費用削減


アジリティのおかげで、BMCは世界的な商品流通経路を確実にチェックできる。時間をかけず、自身で倉庫をもつ経費をかけずに。
「新市場の扉を開けている輸出志向の会社をアシストし、彼らのたどる道のりに置かれる新らしいマイルストーンの一つ一つに、必要な基盤を提供することが、私たちの目指すところです。私たちのロジスティックスに関するノウハウで、BMCのようなカルトなブランドを世界中の街角の自転車店舗で扱ってもらえるようにできるということが、私たちの自慢です。」
トマス・イエーガー、サプライチェーンソリューション商品マネージャーでBMC社担当チームマネージャーが語った。

Agility www.agilitylogistics.com

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