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オランダ「自転車乗り連盟」による それ以外の子供カート

それ以外の子供カート


2003年5月

4. Chariot Captain: 614ユーロ (ちゃまチャリオットキャリアズ情報

チャリオットキャプテンはこのテストでチャリオットとしては2番。
連結器とベビーカーはチャリオットクーガーと同じもの。
違いはカートのフレームにプラスチック製の箱(kunststof bak)を合わせたもの。クーガーはフレームに生地を合わせている(een frame met doek)。
幌/キャノピー(de huif)は風にあおられても下方に力が働く。しかし折りたたみはクーガーより手間がかかる。車輪の取り外しも難しい。
プラスチック容器とそのフレーム部はかさばり、収納時でもその容量が大きい。
大きいのでキャプテンをベビーカーとして使うことはクーガーほどお勧めできない。
子供はプラスチック容器に直接座るのではなく吊り下げられた座席にすわるようになっているため、振動テストではキャプテンは全体で2番の好成績。
テストしたモデルには車輪のサスペンションはなかった。
2003年の最新モデルではサスペンションがついているのでより高スコアとなるはず。
キャプテンの天井は低く、3歳あたりで使えなくなってしまう。



5. Burley Cub: 559ユーロ (ちゃまバーリー情報)

バーリーカブはテストで平均点。ほとんどすべての点で2位。どこがずば抜けていたわけではない。そしてそれがカブの弱点でもある。使いたい状況別でカブよりも優れた自転車カートがあるということ。
カブはほとんどがドルフィンとの契約。
バーリーカブの2点が不明瞭だった。
カブはほとんどいつもとてもぐらぐらしていた。ドルフィンの場合はプラスチック容器に直接座っているところからくるというのが主要点だった。車輪のサスペンションだけでは明らかに不十分。加えてカブの座席背面はメッシュ布で、ドルフィンのような硬い背当てにくらべて快適さはかなり劣る。連結器とベビーカーはバーリーデライトと同じもの。バーリーデライトよりもカブの方が数ポンド重い。


6. Kidcar Comfort: 549ユーロ (ちゃまキッドカー情報)

テストしたカート中ベビーカー機能付では最低価格。
この金額で大きく頑丈なこのカートが手に入れられる。
このメリットは同時にデメリットでもあり横幅93センチはテストモデル中最大。
取り回しやドアの通り抜けが難しい。
18キロあるキッドカーは検証中印象が最もよくなかった
これは特にベビーカーとして使っているときに感じられた
駐車ブレーキがないため勝手に転がっていかないように注意していなくてはならなかった。
自転車からベビーカーへの変換は速かった
最初に見たときキッドカーの座席はよいように見えた
検証したメンバーからは不満が出た。後部の金属部が子供の頭に当たるとのことだった。
振動もあり、このカートは子供には快適ではなかった。
キッドカーのつくりはよい印象。壊れそうにない。


7. Weber Ritschie2: 799ユーロ (ちゃまベーバー情報)

ベーバーリッチー2は最も安全な自転車カートと思える。子供乗車部分が鳥かご状に安全に囲われていて、フォームを使っている天井は事故が起こった時に衝撃をやわらげてくれる。
ベーバーリッチーではいいサスペンションとしっかりとした固めのシート背当て部のため子供はとてもすわり心地がよい。
シートの角度も調整できる。
自転車でも歩きでもリッチーはいい。サイクリング中に急な動きがあっても自動ブレーキがあるため安心して走ることができる。
自転車カートにブレーキをつけるというのはいいアイデア。これは自動制動。しかし、リッチーが短い距離でとまることは確認できなかった。
リッチーのベビーカーセットが一番高い価格設定。
低めの安全天井のため子供がかなりいい状態で乗っていられるのは3歳まで。
この自転車カートは重い。また足元は狭い。
ベビーカーへの変換はすばやくできるがコツが必要で、いくつか接続部を操作する必要がある。
まとめると、いい面がたくさんあるが、リッチーは実用的な自転車カートであるとはいえない。非常に高価でもある。



8. Roady Roller: 749ユーロ (ちゃまローディローラー情報)

ローディローラーはベビーカー変換がもっとも速くできた。
特許取得の連結棒を動かせばバギー(ベビーカー)用車輪をスムーズにカート下に収納できる。
このカートにすべてを載せた後からでもベーバー連結器では自転車への連結も簡単にできた。
テスト参加者の評価ではこのベーバー連結器が明らかに最良とされた。
ローディーローラーはスペースを効率的に使っている。
そのため外幅はドルフィンと同じながら子供の使える容積は最大となっている。
これは大き目の荷物カートとして使うにも秀逸。
しかしローディーローラーでの散歩ではそうはいかない。
重量があり、ベアリングはそれに見合わず、駐車ブレーキがない。
座席は小さな子供には大きすぎる。
テスト参加者はローディローラーに高い点を与えなかった。しかし大きな子や荷物もたくさん積みたい人には選んでもいいカートだろう。


9. Vanty: 275ユーロ (ちゃまバントリー情報)

バントリーはシンプルで廉価な自転車カート。
Kemper Kinderkarなどさまざまな異なる商品名で販売されている。
値段を考えれば悪くない買い物。
全体の構造はバーリーデライトに似ている
自転車につなげた走りはいい。
折りたためば一番コンパクトになる。それほど重量がないため収納も楽。
しかし、他のカートに比べいい点数はとれなかった。
鉄製フレームの溶接は中程度の品質で、それほど長持ちするとは思えない。
自転車の連結棒も短め。
足元は悪い。袋状のものをベルクロ留めしているだけなので不意に外れてしまうかもしれない。
天井も低め。
ベビーカー機能がない。
これはご近所を廻るための自転車カート。それ以上使い込みたい人にはバントリーは向かない。


10. Koolstop Original: 545ユーロ (ちゃまクールストップ情報)

クールストップオリジナルは安全の面が欠けている唯一の自転車カート。背もたれとなる布が引っ掛けられているクロスバー横棒部分がうまく固定されていないため。これは走行中に子供カートが落ちてしまう可能性がある。これが検証中に起こった。また座席は快適ではなくベルトは締めるのが難しい。検証では子供が嫌がって泣き叫んでしまいすわらせることができなかった。すべてがこれで最下位となった。走行自体は悪くない。連結方法の点も貢献していると思う。他のカートは連結棒をカートの左側に接続するがクールストップは後輪の真後ろで接続する。最大の利点は、走行中に急ブレーキをかけても子供が横に流されないという点。


クールストップ事後記述:
「自転車乗り連盟」の実証テストでは(クールストップの)子供の座席を掛けるための横棒部分(クロスバー)が短くてうまく固定できなかったことから「クールストップは安全ではない」と判断した。この棒には2通りの取り付け方がある。「自転車乗り連盟」が取り付けたときはこれが簡単にはずれてしまった。棒が180度回転すれば棒が緩むことはないはず。「自転車乗り連盟」でおこなった際のマニュアルでは正しい連結方法が何かわからなかった。2004年3月にメーカーの説明書が訂正され、現在は横棒(クロスバー)を正しく取り付ける方法が明確に記してある。

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