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Monark Spectra Cykelvagn Stål - シクルーロップ(サイクルヨーロッパ)

スウェーデンの老舗Monakモナルク(モーナールク、モナーク)とSpectra スペクトラの2つのブランド名前がついたCykelvagnar。スペクトラの文字がリヤカーに印字されているのでモナルクがグループブランド名でスペクトラがリヤカーのモデルブランド名ということなのでしょうか。スペクトラは、シクルーロップがアクセサリー商品につかうブランド名だそうです。Cykelvagn Stålはフレームが鉄製の自転車リヤカーということです。(Monarkモナークという名前の古い自転車会社がアメリカにもあったようですが、スウェーデンの会社とは別会社のようです。スウェーデンのモナルクは今現在ではスウェーデンのシクルーロップ社の子会社で、Monark Exercise AB(モナルクエクササイズ社)という社名で自転車とエクササイズマシンを扱っています。日本のサイクルヨーロッパジャパンやイタリアのビアンキ社もシクルーロップ社傘下の事業会社です。(スペクトラ Spectraはシクルーロップの部品&関連商品(*)用のブランドだそうです。*部品&関連商品=パーツ&アクセサリー:よくP&Aと略されます)

Vår populära cykelvagn med stålram. Har plats för upp till två barn. Maxlast: 35 kg. CE godkänd.

Monark

スウェーデンではMonark(モナルク)、
デンマークではEverton(エバートン)とそれぞれの国の古くからの自転車ブランドで同じ自転車リヤカーを販売しています。

ノルウェーでも販売されています
SYKKELVOGN 2 BARN SPECTRA ALU

Spectra400000
Vognen er godkjent for opptil 45 kg, er lett sammenleggbar og har hurtigfeste for hjulene. Vognen har stål understell, ny bra festeanordning til sykkelen, borrelås for frontvinduet og veier 14,4 kg. Bredde på ytre mål ramme: 86cm, Lengde: 73cm, høyde: 56cm, lengde drag: 64cm.
Pris: 2.899,00 (InterSport http://www.sportshuset.net/sykkelvogn-2-barn-spectra-alu.4478379-104692.html)
こちらはデンマークで販売されている外部リンクhalvcykel(半自転車)=(被)牽引自転車(英語ではよくトレーラーバイクと呼ばれるものです。)
Spectra_halvcykel



現在、モナルクもスペクトラもシクルーロップ(サイクルヨーロッパCycleurope ABシッケルエウルーパアーベー?)のブランドです。スウェーデン語ではEuropeはEuropaでエウローパです。
http://www.cycleurope.com/ce_brands.html


ユーザー情報:
スウェーデンのユーザー日本語情報 モナルク(モナーク)スペクトラかも 2007年に購入された方


会社情報:
1992-1996:スペインのBHがシクルーロップ社Cycleurope SAをフランスに設立
1996-現在スウェーデンのグリマルディ傘下
1996:グリマルディ傘下のモナルクスティーガがCycleurope SAを買収
1999:グリマルディがモナルクスティーガからCycleurope SAを買収し直接傘下
2000:グリマルディオーナー御曹司がCEOに就任


スペインBHのシクルーロップ(サイクルヨーロッパ) 1992-1996

サイクルヨーロッパCycleuropeは、フランス企業Cycleurope SA(シクルーロップエスア)として1992年に設立。これは1909年創業のスペイン、ビトリアのBH[ベーアチェ](BH=Beistegui Hermanos(ベスタギ エルマノス[つまり「ベスタギ兄弟」])がGitane[ジタン]ブランドおよびPeugeot[プジョー]ブランドを一つの会社としたもの。BHの地、ビトリアはバスク地方の中心地でフランスに近く、また製造業も盛んな都市。BH[ベーアチェ]は1923年から自転車事業に参入。自動車メーカーPeugeot社は商標使用権(Peugeotブランド使用権のライセンス)を、北米の権利はカナダのProCycleに、ヨーロッパの権利はCycleurope S.A.に与えた。

つまり、シクルーロップ(サイクルヨーロッパ)は、会社としては法的に(法律上)、また事業としても1992-1996当時はフランス企業でした。けれど、会社経営の意思決定は、スペインの人がおこなっているわけです。フランス国にはあるけれど、日本的にいうと、”外資系企業”ということです。日本的考え方からすれば、シクルーロップ(サイクルヨーロッパ)という企業はこの時点でドメスティック企業(その国の企業)とは普通は思われません。ここでいっている日本的考え方とは、日本の旧来的な経済界、政治家、学会、マスコミなどで、その考えが、国の考え方といわれるという人たちの見方ということです。”グローバル経済”といわれる現在はそう考えない人も多くなっているとおもいますが、まだまだ、外資系企業と、国内企業という大きな区分けは、一般に広く浸透しています。

さて、スペインの人が、シクルーロップ(サイクルヨーロッパ)という会社をフランスで創業する意味はなんでしょうか。一番大きいと私が思うのは、その会社の存在自体がマーケティングとなるということだと思います。”フランスの企業”という言葉が使えるということです。購入者に対して、フランスの企業であるということを伝えられる。これは、フランスの国内においても有効だと思います。もし、スペイン人が日本でサイクルジャパンをつくってスペイン資本であることを一切隠して日本で日本企業として振舞って『サイクルジャパン』で販売したらどうでしょう。日本には実質的には日本の品質を優秀と見る一方で雰囲気や個性といった面では歴史的にまだまだドメスティックブランドよりも”舶来ブランド”(特に西欧とよばれる国々)に惹かれるという心を持っています。BH[ベーアチェ]がナショナル(パナソニック)の自転車ブランドを買って日本で『サイクルジャパン』という会社からナショナル(パナソニック)自転車を販売するのなら日本国内にもまた世界的にも有効かもしれません。さて、フランスではフランス製という点に、この日本の”舶来ブランド”に対する気持ちを持つ人が多いようです。(この意味では、ドイツではドイツ製という点に、スイスではスイス製という点に同じものを感じるようです)。ですから同じことをやって造ったとしてもフランス国内に向けてさえスペインのものとして販売するよりフランスのものとして販売することに実質的なメリットがあるようです。そして、フランス国外に向けては、フランス製という言葉は、さらに絶大な広告宣伝効果があります。こういった点を踏まえて、ベスタギ 兄弟は『サイクルヨーロッパ』という会社自体を世界に向けて大きなブランディングとして設立し運営したということで理解するのが正しいと思います。

ということでみれば、

シクルーロップ(サイクルヨーロッパ)は順調に成長し、1996年にBH[ベーアチェ]はサイクルヨーロッパを売却。(グリマルディは、自転車不況時で安く買えたといっていますが・・・)

ということが、なるほど、とうなづけます。サイクルヨーロッパは”自転車のブランド”という以上に、”フランスの自転車会社”という『会社そのもの』が大きな一つの商品だったということです。この大きな商品の価値を高めるために、ベスタギ 兄弟は”プジョー”や”ジタン”といった道具を”借りて”、うまく使ったというわけですね。

そして・・・

ベスタギ 兄弟は"BH[ベーアチェ]"というブランドはサイクルヨーロッパと切り離して手元に残し、もう一度再び”自分たちのブランド”として使いはじめた、ということです。BHとはベスタギ 兄弟そのもののことを意味します。『サイクルヨーロッパ』はどこへいってもいいけど、『BH[ベーアチェ]』がなくなっては、自分たちがどこかへいってしまいますね。このことを見ても、BHは、自分たちを象徴するブランドのラベルだったけれど、『サイクルヨーロッパ』とは、ベスタギ 兄弟にとっては、BHブランドの商品だったという言い方が当てはめられます。別にスペイン人がどうとかいうことではなく、『ベスタギ 兄弟』という人たちが、賢い人たちだったということです。スペインだとかフランスだとか日本だとかそんなことはどうでもいいことだとわかります。スペインががんばったのではなく『ベスタギ 兄弟』ががんばったのです。

たとえば・・・・翻って考えてみれば、日本ががんばったのではなくトヨタががんばったのですね。これを日本ががんばったと勘違いしないようにしましょう。日本ががんばったのではありませんね。トヨタももちろんですが、トヨタを支えている傘下企業とそのまた下請けの企業の皆さんががんばったわけです。多くの日本の企業がかかわっていると思いますからこれを日本のと一般化してもそれほど間違いというわけではないでしょうけれども、そうすることが美徳になってしまうと、関係ない人たちが勘違いをしてしまうのではないかと、危惧してしまいます。もちろん政治家の方々もトヨタという企業のために努力された、行政もトヨタという企業のために努力された、そういう面があれば、日本の努力が実ったといえないことはないですが、そういうことが、果たして公正な見方なのか公正な政治、行政なのかということも一方ではありますけれど・・。でも、国内より国外での販売利益でトヨタが世界一になったのなら、その世界中でがんばった調達製造流通販売の世界中の皆さんのおかげでトヨタがトップに立ったわけですから、これは日本も含めた世界中のトヨタとその関係の皆さんががんばったということで、これを”日本のお手柄”とするのは、”フランスのサイクルヨーロッパ”という考え方と似たようなものと思うのです。

そうして、こういった起業家、企業家の方たちの会社やブランドといった資産の売買を知るにつれて、一購入者という立場に立った場合、ブランドの価値というものは、そのブランドの広報宣伝/プロモーション/マーケティング/CM/CF/関連業界誌/関連業界情報などなどで一方的に伝えられたものをそのまま信じるものではないなという思いを強くするものでもあります。よくあるのは、Webサイトでの『ブランドの歴史』の紹介です。お金をかけたサイトでメッセージを発しているのをよく目にします。そういうのは、うそではないにせよ、全部は語っていないのですね。よくあるのは創業者がいついつ(すごく昔に)はじめて、いまやxx年。ということです。その間に、いかにすばらしいことをやってきたかが記述されます。しかし、創業者一族の手から離れてまったく別の人がやっているというものも多いのです。そのことについては触れられることはほとんどありません。その人が工夫に工夫を重ねて精魂込めてやっているかというとそうでもなく、それは事業の一つであって、ほかのブランドではまた別の歴史を、同じ会社が語っているということがよくあります。どちらかといえば、購入時にあったブランド価値をより多くの人に理解させ(ふきこんで)て、より多くの対価を得たいという姿勢が垣間見られます。購入したブランド力がなくなれば、使い捨てで、別のブランドに乗り換えるという姿勢もあります。サイクルヨーロッパの傘下ブランドがそうであるかということではなく、一般的な話です。そういって宣伝されている『ブランドの歴史』とは、ある意味、その商品のファンタジーであるわけです。そのファンタジーに対価を払うということを理解しているのであれば、それは正当な支払いだとおもいます。でも、そうとも限らない場合も多いものです。このブログでブランドと会社と商品という点を調べようとした経験からは、物語(お話)になっていればいるほどファンタジーで、一方、会社の推移について年月も含めて明確に書いてあるところほど地に足がついた、やっている人間を前にだした、責任あるブランドと感じています。後者では、サポートについても多くの情報がさかれている場合が多いのです。

やはり、モノですから、フレームがどうだ、ブレーキがどうだという目で選ぶ必要があるのでしょうね。シティにマウンテンにそれぞれの目的に合致したものかどうかという視点であって、もし高級かどうかという視点があるとすれば、品質や耐久性ですが、それも自分の目的に過剰であれば、なんのためというのがあります。でも、自転車は、製作したメーカーがよくても、それを組み立てて顧客に納品する『その販売店の技術』がどの程度なのかということがもっと重要だということです。

日用品になったものであればあるほど、他社との商品の違いを説明できなません。商品に違いがないものをどうやって、自分の商品を購入者の手に取ってもらうか。この点が、この話のカギです。「名前がちがうだけじゃないか」という購入者の声に対して訴えられるものが、『ブランドの歴史というファンタジー』ということになります。

このモナルクスペクトラの自転車子供載せリヤカーは、台湾に本社を置き中国の工場で生産されているものでこの会社が自分で販売するときはバントリーというブランドです。でも、ものすごくさまざまな会社が別の名前で販売しています。この製品は、別のブランドの製品なのですが、モノとしてみた場合はどれもまったく同じものです。他社との商品の違いなどまったくありません。

こういったときに、実質的な違いは、サービス体制の違いくらいになります。それは保証期間それも部品の品質にも違いはないので、どの程度長い期間対応してくれるかどうかくらいです。

この場合、製品の品質を販売上語っていても、実際のブランドの役割は、”卸販売”の責任印をつけて売っているということです。でもこれがメーカー(manufacturer, marque.....)と説明されるわけですから、購入者には一層わかりづらいのです。



スウェーデンへの移民で一番のお金持ち
Salvatore Grimaldi
サルバトーレ・グリマルディさん

Cycleuropeの社長さんのお父さん
もっている会社の関係も
もう少し調べてみました
ちゃまのつくった組織チャート
あります
スウェーデンのグリマルディのシクルーロップ(サイクルヨーロッパ) 1996~

一方、グリマルディはスウェーデンで1970年 "Grimaldis Mekaniska Verkstad AB"として設立し、1988年にSalvatore Grimaldi がGrimaldi Industri ABを頂点とするグループ企業として再編成。

Victoria_monark
1995年に グリマルディ(Grimaldi Industri AB)は投資会社 ベンキャップ(VenCap Industrier AB)の株大半を取得し大株主となる。ベンキャップはモナルクスティーガ(Monark Stiga AB)を買収。モナルクスティーガは当時Monarkモナルクの自転車、Stigaスティーガの芝刈り機(trädgårdsmaskiner)、フィットネス用自転車の事業を展開していた。グリマルディはベンキャップ傘下企業はモナルクスティーガだけを残して他を売却。(ちゃま ご参考:外部リンクエス・エイ・アイ(SAI) - 総合園芸機械メーカーGGPスウェーデン社 STIGA日本・アジア地区総輸入代理店)

Aurora_monark
1996年に、モナルクスティーガがサイクルヨーロッパSAを買収。モナルクスティーガはイタリアのBianchi ビアンキ(1997年(外部リンクalacrastore.com))、デンマークのEverton Smithも買収。

Monarkeco
1999年にグリマルディがモナルクスティーガを買収、これでグリマルディはモナルクスティーガのもつ自転車事業Cycleurope AB とフィットネス事業 Monark Exercise ABを直接傘下とした。12月29日には完全子会社として未公開企業とする。(芝刈り機事業Stiga ABは2002年に社名変更Global Garden Products (GGP)後2003年に売却。)

Tonygrimardi_s
Tony Grimaldi
トニー・グリマルディ


Tonygrimaldi
Tony Grimaldi
最近のトニー・グリマルディ
2000年4月に1996年からモナルクスティーガ傘下サイクルヨーロッパのCEOだったAlain Goetzmann(アラン・ゴッツマン)は退任しグリマルディオーナーSalvatore Grimaldiの御曹司Tony Grimaldi(当時34歳)がCEOに就く。この時点ですでにサイクルヨーロッパ取締役会長だったSalvatore自身が発表。Salvatoreの言では「グリマルディが自転車産業に手を出せたのはこの頃自転車産業株が大暴落していたため。Alain Goetzmannは不況期を乗り切ってくれてサイクルヨーロッパを安定に導いてくれた。。Alainとは話し合いの上で、安定しファミリー経営となったサイクルヨーロッパはこの時点でTonyへバトンタッチするいい機会とした。」とのこと。


ここでは触れられていないが1999年にサイクルヨーロッパはEuropean Bicycle Manufacturers Association (EBMA)から自転車フレームの台湾中国からEUへの輸入のダンピング問題で調査を受けていた。

この2000年時点でサイクルヨーロッパはすでにMonark, Crescent, Bianchi, DBS, Kildemoes(デンマーク), Gitane, Bianchi , Peugeotなどを所有していた。所有ブランドは2008年3月時点では、Bianchi、Crescent、DBS、Everton、Gitane、Kildemoes、Legnano、Micmo、Monark、Puch、Spectra。

** Puch
Puch(プフ)はオートバイと自転車をオーストリアで生産していた。1960年代に工場はSteyer Damiler Puch(シュタイヤー、ダイムラー、プフ)という名称となり、シュタイヤー自転車はアメリカに輸出されていた。アメリカの卸はロスアンゼルスのUnited Import Sales(ユナイテッド・インポート・セールス)。これはRudi Seidlerと奥さんがオーナーで、娘婿のMitchell Weiner(ミッチェル・ウェイナー)が経営していた。ウェイナーは後、自分の会社Western States Imports (WSI:ウェスタン・ステーツ・インポーツ) をはじめ、Centurion(センチュリオン)印とDiamond Back(ダイヤモンドバック)印を作り出した。ユナイテッド・インポートは後にCycles Peugeot(サイクルズ・プジョー)に売却された。大阪のくわはら工場がプフ印の自転車を70年代から80年代(1970`s and/or 1980`s)につくっていた。(外部リンクEverything Bicycles - Howie Cohen's Collection of Bicycle Memorabilia
同じサイトの別の資料では、くらはらはPuch-USAの自転車を作っていた。United Import SalesがCycles Peugeotに買収された後、Mitchell WeinerがWestern States Imports (WSI)を設立。Wil-Goにも当初関係。)

プフアウストロダイムラーのオートバイと自転車の生産が、1987年半ばにイタリアのPiaggio & C. S.p.A.(ピアジオ)に売却。ピアジオは持株会社で傘下にベスパなど2輪エンジン付スクーターやオートバイや自転車など、小型車両のメーカーを抱えていた。ピアジオ傘下のFIVEビアンキ社が、1987年以降、ビアンキ、ラレー、プフの自転車を製造した。プフの名前の自転車はビアンキで生産が続けられた(たぶん日本への外注で⇒これが「くわはら」?)。少なくとも1989年から、途中止まった時期をはさんで、2003年にヨーロッパ販売でシクルーロップドイツがまた扱ってる。(F.I.V. Edoardo Bianchi S.p.Aではビアンキ、ラレー、プフの自転車を製造していた


2010年4月時点の会社構造チャート (http://grimaldiindustri.com/org.html)

Grimaldi20104

サイクルヨーロッパジャパンがグループ内で独立した一部門となって、いままで3部門体制だったものが、4部門体制となりました。日本の位置づけが上がったというよりも、プジョーがなくなって、ビアンキが中心となったわけですから、フランスの傘下という「位置づけを見せなくてよくなった」・・・ということではないでしょうか。たぶん実態はいままでも、この体制だったということだと見ます。

それに、もう一点気がつくことは、サイクルヨーロッパジャパン以外の3部門の持ち株会社はすべてABとスウェーデンの会社だということです。フランス、ビアンキとあってもスウェーデンに会社があるようです。

たとえば、Bianchi Holdingなどはネットでは情報が得られません。たぶん、これらの会社は単に束ねるだけの会社で実働は下の各社がやっているのかもしれません。ジャパンだけは兼任で。

Cycleurope ABもCycleurope France Hodling ABもBianchi Holding ABも、さらに親のVenCap Industrierもおなじ住所の
Hovslagargatan 5 B, 2nd floor, SE-111 48 Stockholm
この住所には他にも会社がいろいろあるようですから、一つの会社の占有面積も大きくなさそうです。
つまり、ここはVenCapが取り仕切っている投資会社の事務所ということだと思います。
1990年代前半にラレーUKやラレーUSAの持ち株会社だったルクセンブルクのダービーインターナショナルを訪れた人がいて、そこはただ数人いただけのアメリカの有名投資会社の出張所だったという話がありました。そこの話では、突然の訪問だったにもかかわらず、最初丁重な扱いを受けていたと思ったら、税務監査人と思われていたとかで、ちがうとわかって向うは肩の力が抜けて、互いに大笑い、みたいに書いてありました。税務監査人はそういうふうに来るらしいということがわかりますね。

Cycleurope ABは別にBirger Svenssons Väg 28, Varberg(ヴァールベリ)という住所を持っているようですから、そちらが会社の実態でしょう。そしてこの住所はCycleurope Sverige AB と一緒で、ここはMonark/Crescent時代からのもののようです。外部リンクmarknadvarberg.seにはスウェーデン最大の自転車メーカーだったとあります。原子力発電所も近くにあります。

外部リンクTonyさんを調べると、お名前はTony Erik Saverio Grimaldiが正式で、






 

BOKSLUT & NYCKELTAL

2008-12 2007-12 2006-12  
  Antal anställda(従業員数) 3 4 9  
  Omsättning(連結売上) (TKR) 130 500 155 300 297 700  
  Res. e. finansnetto (TKR) 33 100 -5 300 -198 600  
  Årets resultat(連結純利益) (TKR) 31 200 -9 800 -208 200  
  Summa tillgångar(連結総資産) (TKR) 334 200 311 400 470 400  
           
  Vinstmarginal(利益増減) 4,90 % 2,19 % -2,62 %  
  Kassalikviditet 81,86 % 56,72 % 76,84 %  
  Soliditet 65,61 % 61,59 % 43,79 %  

2008年の会社構造チャート (http://www.grimaldi.se/org.html)

Grimaldicompanystructure

投資会社ベンキャップ傘下に、シクルーロップAB(スウェーデン)、シクルーロップフランス持株会社SA、ビアンキ持株会社があります。シクルーロップAB(スウェーデン)には北欧の地域会社が属しています。シクルーロップフランス持株会社SAにはシクルーロップフランス、シクルーロップインダストリーズ、サイクルヨーロッパジャパンが属しています。ビアンキ持株会社にはF.I.V. Edoardo Bianchi社、シクルーロップアメリカ、シクルーロップUKが属します。(F.I.V.はFabbrica Italiana Velocipediはイタリア自転車工場なので「イタリア自転車工場エドアルドビアンキ」)

これだと、日本のサイクルヨーロッパはシクルーロップABの直接傘下ではないようですが、同じく、シクルーロップ
AB傘下とは書かれていないF.I.V. Edoardo Bianchiですが、そのWebサイト情報には、「Since May 1997 F.I.V. Edoardo Bianchi is part of Cycleurope A.B. group, the Swedish company of the Grimaldi group, known as the worldwide most important holding in the cycling sector.」(1997年5月からF.I.V. Edoardo BianchiはシクルーロップABグループ傘下です。Cycleurope A.B. groupはスウェーデンのグリマルディグループの会社で、自転車業界で世界でもっとも重要な持株会社です。)と記載されています。

投資会社ベンキャップ傘下とシクルーロップAB(スウェーデン)を一体としてみているようです。グリマルディ社の御曹司がシクルーロップAB(スウェーデン)社長であることから考えてもそういう構造なのでしょう。

つまり、現在シクルーロップ(サイクルヨーロッパ)とビアンキ関連は事実上すべてシクルーロップAB(スウェーデン)傘下であるということです。

日本のサイクルヨーロッパジャパンや、アメリカ、イギリスのシクルーロップはそれぞれフランスシクルーロップ独立時代、ビアンキ独立時代のそれぞれの子会社という経緯なのでしょう。ビアンキ側子会社は社名を変更しても株式構造は変わっていないということですね。

シクルーロップフランスSAも、シクルーロップインダストリーズSASもどちらも住所は193, Rue Gabriel Péri 10100 Romilly sur Seine, Franceです。もしかして、インダストリーズはBH傘下時代の組立会社として独立した別の会社だったのでしょうか。今は名義だけ残っているのでしょうか。実働しているのでしょうか。

ビアンキサイトではさらに「 The brands of the Bianchi group (Bianchi, Legnano, Puch and Chiorda) have met those of Cycleurope (Monark, Crescent, DBS, Kildemoes, Everton, Micmo, Gitane) to constitute a unique network in the two-wheel market either for the wide offer size and the capillarity of the worldwide distribution.(ビアンキグループのブランドはBianchiビアンキ、Legnanoレニャーノ、Puchプフ、Chiordaがあり、これらはシクルーロップのブランド、Monarkモナルク(モナーク)、Crescentクレセント、DBS、Kildemoes、Evertonエバートン、Micmo、Gitaneジタンと併せて2輪市場に他に比較できないネットワークを形成し幅広い取り揃えで世界市場に細やかな浸透を図っています。)」とあります。この表現をみても、ビアンキはシクルーロップと一体です。



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