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トレック トランジットデラックス
(子供を乗せる自転車リヤカー)

「子供を乗せる自転車リヤカー((米)バイクトレーラー、(米)チャイルドトレーラー、独)ファールラートアンヘンガー、サイクルトート、サイクルカーゴ、などなどなどなど

 そうそう、うちでは「馬車(ばしゃ)」といわないと子供に通じません!つまり、ちゃまは「おうまさん」なんです・・・)

」には世界にどんなものがあるのか・・・まずはメインページからご覧ください!!

ちゃまは、中立的な言葉として「自転車子供載せリヤカー」や「自転車リヤカー」、「子供載せリヤカー」を使います。また、その言葉を使うことをお勧めします。「トレーラー」といういい方は、一見かっこうよさそうですけれど、それは、世界中の使われ方を調べると、「とってもアメリカよりの言葉」に思えてきたからです。この「自転車リヤカー」はアメリカが今の使われ方の最初をつくったのかもしれませんけれどもそれは、「娯楽的サイクリング」中心のアメリカ流です。アメリカで最初に販売されたこういった子供を載せるリヤカーは、実は、ヨーロッパで販売されたことで、安定した市場ができて、経営的にも成り立つようになったということです。代表的な会社であるバーリー社やチャリオットキャリアズ社もそうなのです。さらに、当初は低価格普及品から参入した中国製、いまでは、バーリーやチャリオットキャリアズも作ってもらっている中国製が、その多くをヨーロッパ基準に合致させていることを見ても、この自転車リヤカーは、ヨーロッパ中心の市場なんです。自転車リヤカー市場はもちろん、自転車市場自体、「欧米」とひとくくりにしてはいけないんです。自転車のセールストークで「欧米」というくくりで語られているときは、まず、疑ってかかることをお勧めします。

ちゃまは、日常利用を中心にしています。ドイツやオランダ、あるいはスウェーデンなど北欧、そのほか世界の多くの場所で、娯楽ではなく、「日常の生活の道具」として使っている人たちがたくさんいます。「娯楽的サイクリング」よりも「日常生活の自転車利用」の数のほうが、多いのです。日本の人なら、なおさらそのことを日本の地で肌身でご存じのはずだとおもいます。アメリカ流の考え方だけでは、この自転車リヤカーの見方をまちがってしまいます。「大人の遊びに付き合わせるための道具」とはちゃまは第一には見ていません。そのため「トレーラー」や「キッズトレーラー」という言い方は、できるだけ避けるようになりました。使っているときは、その会社がそう言っている場合だけにしようとしています。

以下は「トレック トランジットデラックス(Trek Transit Deluxe)」という特定モデルの、入手と使用についての感想です。

  1. 手に入れるまで
  2. 実際使ってみたら
  3. よくわからないこと
    ~子供載せ自転車リヤカーと交通行政
  4. 要改善は自転車ではなく交通行政そのもの
    ~子供2人乗せ自転車の取り締まり強化報道に際して思ったこと

法律は完全ではない 誰かが異議を唱えなければ国はよくならない  - 竹下景子さんのお父さんの言葉 (NHK 2011.8.10 ファミリーストーリー)











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手に入れるまで

こちらのページでその存在をはじめて知り、なんとこんないいものが世の中にあるのかと感動して、入手しました。トレックのものです。チャリオットキャリアズ(Chariot Carriers)社のOEM。また別の紹介ページ

トレックジャパンの自転車リヤカー情報(トレックはアメリカの会社なのでトレックの呼び方は「チャイルド・トレーラー」)

トレックの2005年モデル Gobug
(注 トレックジャパンには、2005年8月時点でも、うちの子供載せ自転車リヤカーと同じものが掲載されていますが、USのトレック社からは、2005年の早い時点で違う種類の子供載せ自転車リヤカーに変わっています。

以前のトレックの子供載せ自転車リヤカーは子供載せ自転車リヤカー専業メーカーカナダのChariot Carriers社からのOEMでした。想像ですが、すでにUSではOEMを切り替えたが、日本では在庫があるのかもしれない。新しいモデルはUSでもかなり安くなったようなので、量販指向に切り替えたか>トレック社。)

=> 日本も置き換わりました。こちら (2種類になって、うちの(つまり古いの)定価が中間価格となるような価格設定となっているぞ。)

トレックは「チャイルドトレーラー」という名称であらわしていますが、メーカーによっても呼び方が違います。また、国や言語が異なれば一般的な呼び方もちろん変わります。ドイツ語圏ではKinder-Fahrradanhängerキンダーファールラートアンヘンガー。オランダもにているけどfietskar aanhanger(フィーツカァ、アーンハンハー)とかfietswagen(フィーツバーヘン)などなどとよばれているようです。フランスはトレーラーをremorqueというのでremorque de velo レモルクドベロで自転車リヤカー。これにenfantがくっついて子供載せ自転車リヤカー。スペイン、イタリアもこの派。だからトレーラーはただ英語です。完全日本語表記なら子供自転車被牽引車でしょうか。被牽引車なんていうと中国語にみえたりしますが、中国の人がみたらやっぱり日本だなと思うでしょう。

閑話休題

子供載せ自転車リヤカーはヨーロッパでも一般的。「というよりヨーロッパのほうが主流。想像で欧州=>カナダ=>米国って感じで。北米が最初じゃあない。」~とおもっていたら、アメリカのBurleyバーリーキャノンデールが最初だったんです。バーリーは1978年に創業しています。はじめ頃のことらしいです。

ビクトリア女王が使ったことが歴史の最初の方にでてきて一般に知られ始め、次いで上流階級に普及し、20世紀になってやっと一般人にも普及したベビーカーという歴史の中で、このバーリーが自転車で引く子供載せリヤカーにしたことと、ベビージョガーがジョギングで使えるようにした点が、特筆すべき出来事だ!といわれているんだって。キャノンデールの方が子供を載せるリヤカーでは先らしいのですが、それはまだ一部の自転車乗り対象だったらしく、もっと普及させたのはバーリーだそうで、バーリーがアメリカでいまだ一番人気となっているのは、そこから来ているようです。 -> ほとんど同じくらいのようですが、バーリーの方が先かもしれません。キャノンデールのリヤカーは最初は荷物用として販売されたようで、子供用となったのは後からでした。バーリーの一番人気は、どんなものでもそうですが、珍しいけれども求められていた機能を持つものとして最初に広く知れ渡ったものだったのでしょう。

でもアメリカで自転車というのはまず第一にスポーツの道具らしく、日常利用が先に来る日本やオランダ、デンマーク、ドイツなどとは違うようです。上の話は、あくまでアメリカの話です。アメリカの話を世界の話としてとらえると間違えますので・・・・。もうひとつ、バーリーは西海岸ですから、これも西対東でみれば、もうちょっと話は違ってくるかもしれません。アメリカでは自転車は西高東低のようなのです。でも、子供載せリヤカー元祖の1社キャノンデールはコネチカット、ロードギアはメイン州と、東でもそういう人たちはいたわけです(どちらも止めてしまっています)。このあたりの違いも見てみたいですね。

写真はドイツのキャンパー架装屋さん(スペースキャンパー)から。自動車につんでいってピクニックで使ってる感じの風景写真

ドイツのサードベンダー製VWキャンパーの宣伝風景に登場したキンダーファールラートアンヘンガー(子供載せ自転車リヤカー ‐ リンク先の上から2番目の画像や一番下):ヨーロッパの映像でも背景によく目にします。この間もドイツの小学生の日常の話の背後で動いていました。表立って日本のテレビ取り上げられることは多くないけど、映像ではよく出ています。ドイツのキャンピングカーメディアのCaravaningでも、親が子供とふれあう風景として切り出される一コマの代表です。ハンドルにもご注目ください。バタフライハンドルと呼ばれるこのハンドル、日本ではスポーツ用として販売されることがほとんどのようで使っているのは男性がほとんどですが、ヨーロッパではこのハンドルは女性が日常用途の自転車でつかっていることが多いようです。この写真も女性ですね。子供を乗せている女性は、それが自転車リヤカーでも自転車シートでもこのハンドルを使っている人がおおいようです。このハンドルは女性が楽に運転するためのものみたいですよ。坂の多い日本のママさんたちにこそ必要性が高いのではないでしょうか。日本の自転車メーカーや自転車販売店は目新しいものは高いお金を出して買ってくれるスポーツ自転車乗りに対してマーケティングするだけで、日常用途では提案も創意工夫もない、世界の動向の紹介もしない・・・安いものだけを売っていればいい・・・・そういうことのようです。BAAが恐怖心を煽る前に、こういうことを提案してほしいものです。(右下の画像。クリックするとドイツのキャンピングカーの祭典キャラバンサロンの情報へ。このブログのキャラバンサロン情報はこちらへ。画像内の自転車リヤカーはアメリカのバーリーデザイン製一人乗り用 Soloの2000年前後のモデルだと思います)


話を戻します。最初、日本で売っているとは、まったく知らなかったので、USから取り寄せを検討しました。送料含めると結構します。

さる(関東東南部の有名)自転車専門店にたずねると取り扱っているとのことだったので早速オーダーをいれてしまいました。Trekトレックジャパンが取り扱っているので、トレックジャパン指定の販売店なら、たぶんどこのお店でも受注対応で取り扱いしてくれるはずです。でも、取り寄せのみの対応、かつ、『キャンセルないですよね』、っと何度か確認されました。結構そういう人いるのでしょう。これでは購入前に触ってみることなど絶対できませんね。


<トラブル発生>
入荷したとのことで、お店にいって、組み立て方から一応の全体の説明をうけて、再梱包してもらって、持ち帰ったのですが、この『再梱包』にトラブルが潜んでいました。

再梱包された箱を持って帰り、その日はあけずに、翌日の、それも夜になって、やっとあけたところ、『ほ~ら、いいだろ~、これが~』なんていいながら、キャビン下部をみると、床の布地の中央がとんがり状に、ものすごく出っ張っています。さわってみると、硬い棒状のものが中から、キャビン本体の床を強い力で押しているのでした。中をあけると、それは車輪の軸で、それが、なぜか、床部分の布を押し出すくらいにでっぱっている。

この子供載せ自転車リヤカーの車輪は、車輪の軸が一方よりももう一方が張り出すようにデザインされていて、張り出しているほうを内側にして取り付けすることで、取付中心位置よりも車輪が外側に位置するようになっているのです。この車輪は折りたたんだ子供載せ自転車リヤカーの室内に収納するのですがそのときに、張り出し側を室内側(つまり布地でないほう)に向けないといけないのですが、再梱包時に、この『布地側に張り出しされて』逆向きでいれられてしまったようなのでした。店としては以前から取り扱っていたが、担当してくれた店員さんが、今回が、はじめてだったとのこと。事後談です。責任ある自転車店ですから、単に箱をそのままわたしてくれるのではなく、すぐに乗れ出せるように調整をしてくれたわけです。でも、このことからあまり数がでていないということがよくわかります。

ほぼ一日そのまま梱包された状態だったため、軸の先端に当たっていた布地の部分が突起状に押されて伸びて、生地先端がうすくなってしまいました。布地をさわると、穴は開いていないし、強度的にも問題なさそう。最初はそのまま使えるかと考えたが、見栄えはともかく今は使えても、使っているうちにだんだん底に穴が空きそうだ!やっぱり、交換。夜遅い9時近くの電話だったのですが、その日のうちに、というか9時半には、取りに来てくれました。えらい!。

それから、メーカーとの交渉とか、いろいろやってもらって、結局メーカーが交換に応じてくれて、またあたらしいのを取り寄せて交換です。

トレックジャパンが交換に応たポイントは、携帯で取った実状況の写真。自転車屋さんの担当者は電話で会話してトレックと話ししたところ、トレック側でも未出荷の子供載せ自転車リヤカーを見て『ちょっとでっぱっているのは普通です』ということだったとのこと。

電話で『トレックはそういっている』との報告をくれました。『ちょっと出っ張っている』っている『ちょっとのでっぱり』とはどれくらいのことをいっているんだろう。言葉での表現がおなじでもトレック側が思っているでっぱり具合と実際の出っ張り具合は違ってるんじゃないかと思い、『写真でやりとりしてもらえますか』と頼みました。結果、実物の写真を見たトレックの人も、『これはひどすぎる』ということで納得ということで、返品、交換となりました。


この子供載せ自転車リヤカーはおりたためて、なかに2本のタイヤを一緒にいれることができます。

タイヤは、リムが片側は普通の自転車のような平面で、もう片側がもっと張り出す非対称になっている張り出し状の方をキャビン側(内側)になるようにつけ、タイヤはハブ軸中心よりすこし外側によることで、キャビンにタイヤがこすらないようになる設計デザイン。収納時に、この山状に出っ張っているほうを下向き(キャビン床面側)にして入れてしまうと、キャビン底を押出すようになってしまって、上に書いたように、ハブの軸が床の布を押し続けてしまうことになる。

実際使ってみたら・・・・

積載重量は45Kg。うちの2人の子供たちには十分すぎで、後ろには荷物置き場もたっぷり。子供の迎えに大活躍。

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上の子の初サイクリングとして、近所の公園にいった帰り。行き30分、遊んで1時間、帰り、30分とおもっていたのですが、道中もいろいろ遊んで・・・。写真は、実は、中で、一人、遊びつかれて爆睡中。寝ていても大丈夫なところや、ちょっと長めの距離となると、準備時間よりも安全性と快適性で、子供載せ自転車リヤカーに軍配があがります。

(上の写真ではオレンジの三角旗をうしろに突っ込んでいます。USやドイツでは法律でこれを掲げて走らないといけないらしく、キャビンの後の左右に国旗掲揚のようなループがあってそこに挿しこめるようになっています。でも最近はあまりやっていません。これを掲げるか掲げないかでいわゆる注目度レベルが違ってきます。もちろん注目されるのは安全のためにやるわけですが、USではその存在を知っている人が確認できるという意味での注目度なのに対し、日本では普通存在自体を知らないから、『これなにもの?!』的状態となり、注目しすぎであぶないともいえます。うちの近所のひとには、この子供載せ自転車リヤカー自体を『作ったのかと思ってました~』だっていわれたし。こんなもの作れません。)

追記:雨天時は? それがびっくりしたのですけれど、夏、家族で近くのサイクリング用自転車道に出かけた先で、ものすごい夕立にあいました。カバーをかけたのですけれど、それでも心配でした。しばらく走った後、やっと雨が切れてきました。こちらはずぶ濡れですしたが、カバーを開けた中の2人の子供は?とっても気持ちよさそうにしていました。すくなくとも、家で使っているこのモデルでは、雨天の際の子供たちのことを心配する必要は全くありませんでした。下からの「水のはね上げ」も問題ありませんでしたし、床下(上のカバー以外は厚手の耐水性の布地です)も、耐水性があって、雨天走行後も、全体を軽く水拭きして乾かせば元通りでした。問題はカバーがどれくらい長持ちするかでしたけれども、厚みも十分で、ちょっとのことでは傷つきません。雨天時には、中の子供に気を使うことはありません。保育園や幼稚園に送っていくときに、雨天時に子供を載せて走るのに危険な時でも、自転車を押して歩いていけば、それだけでも、とっても楽です。特には、歩いて押していくときでさえも、子供2人の時ならなおさら、これ以上楽なことはありません。こんな時、三輪自転車は撮り回しが難しいんです。三輪自転車を探そうとしている方も多いようですけれども、自転車を降りて、自転車を押しながら歩くことを考えても、自転車リヤカーのほうが取り回しはとっても簡単なんです。

子供載せ自転車リヤカーの組み立て方
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この子供載せ自転車リヤカーをつけているときには、スピードは極力抑え目。ママチャリにのっている白髪のおばちゃまにも追い越されます。

普段からママチャリ乗っている人の頭と力の使い方は*非常に洗練*。信号の変わり目の読み方、それに応じたルートの選択など、すっ、すごい!と感動?すること多々あり。スピードを落とすことなく、結果、力を無駄にすることなく、速く走っている。しかし、自己走行の最適化のみ、歩行者を含めた他の人を省みないママチャリのりも目立つので非難を浴びるのでしょう。

ママチャリに子供を載せるとゆっくりは走れないということがわかりました。ある程度のスピードを出さないと自転車としてバランスが取れないのです。重量物を運ぶためには、か弱い人が力をそれほど使わず、運転技術といってももまっすぐすすめるくらいの簡単な技術力で乗りこなすには、速度をだすことが解決策なのです。この意味では、衝突時のリスク回避としてヘルメットは必須だと思います。その上で歩行者に迷惑をかけない自転車レーンが整備されていれば、ママチャリ子供二人載せでなんら問題ないともいえます。

2013年2月21日、韓国紹介のテレビで、ソウルの地下鉄では自転車用の改札があって、先頭車両と最後部車両が自転車専用、と紹介していました。韓国では自動車の運転がすさまじく、自転車は危なくて乗っていられないと聞いていたのですが、ここでも、韓国は自転車利用者が少ないので、自転車利用の促進のためにこの地下鉄の自転車(そのまま)持ち込み可を始めた、とコメントされていました。

一方日本では、自転車大国なのに、まずマスコミはじめ、そういいません。これまでずっと放置自転車だけでしたけれど、ここ数年、自転車の事故です。つまり、自転車の悪いところばかりを、特に、行政が、フォーカスし続けています。ここが、日本の、自転車に関する、一番の問題なのだと思います。総合的な視点がない。
車道片側2車線なら、1車線は自転車優先にすべきでしょう。自動車が怖くて車道を走れないという人が多いというのは『自動車が自転車に迷惑をかけている』証拠ですから。日本は世界的な自転車保有国なのですから『車道は自転車レーンがないなら自転車優先、自転車レーンがあるときは自動車優先』という基本ルールを作ればいいでしょう。世界的な自転車保有国である日本に自転車が優先されていない現実が、一番問題です。


先のおばちゃまに抜かされる話ですが・・・
ママチャリで子供を載せた人は子供が成長するにつれて積載重量も増えるため自然とママチャリ走行技術も高度になるのです。想像ですが、子供が自分の自転車からめでたく卒業した人は、その時点で数年間以上の重量物を載せた経験から、子供がいなくともある程度のスピード感がついてしまっているのかもしれません。

子供2人乗せ自転車が話題となった2009年には、ワイドショー情報番組で、子供2人分の重しを乗せた自転車に、番組担当者(若手の男の人か女の人)が乗って、「ふらつきます、バランス取れません。これは危ないですね」と感想を言っていました。そのとおりなのですが、実際は、最初から2人を載せるひとはいません。最初はちいさな1人からで、その体重が日々増していって、あるときから2人になるのが普通なのです。日々、訓練、エクササイズをしてきたから、子供2人載せができるようになるんです。熟練の成果なんです。そこのところを端折ってしまう報道ぶりは、報道というものは、当事者以外の人には「さもありなん」と思わされるようにできているのかも、と思ってしまいました。自分の知らないことは「鵜呑み」にしてしまいがちですが、気をつけなければと思いました。

よくわからないこと・・・

(2010年update)ここは、初期に書いた話です。『道路交通法上、不透明なところ』とは『道路交通法上、不透明』のように感じられるほど、行政も、警察も、自転車店も、扱っている『人』が多い。ということです。というか、『法的な位置づけを説明できない』行政、警察、自転車店がほとんどだ、ということです。実際は、法的には車両として車道を走れます。自転車ではないので(普通じゃない)『「普通自転車」という規格の枠』では取り扱いする範疇には入らないと思います。従来型の『リヤカー』は車道を走ることになっています。『子供を乗せるリヤカー』は現在の日本の法の想定外です。だから、現在の法律の中で、適用する人によって解釈が違ってきているようです。日本の法令が中央集権的で、かつ、腰が重く、修正をあまりいれずに、解釈の運用でのみおこなわれてきたひずみがでていると思います。アメリカ、ドイツなど、地方が市民行政を担っている地域では地域ごとに対応を決めています。また同じ中央集権的な国としてもフランスの対応を見てみてみましょう。日本よりも日常自転車利用がそれほど多くないフランスで、周囲の国々よりも自転車リヤカーの利用があまりないというフランスで、先回りしてテストをしています。しかも、単に道具の安全性だけではなく、利用環境の一端としての法律の整備状況についても法律条文間で矛盾点があること指摘しています。さらに、メーカー、販売店、利用者、行政など、子供のせ自転車リヤカーが社会で使われるためにそれぞれのステークホルダーが今後対応すべき点を、消費者行政機関が具体的に指摘しています。フランスらしい論理的で明確な対応とだけいって、片付けてはいけない話だと思います。メインページの上からどうぞ/なくなっていたら、フランス レモルクテスト 自転車リヤカー評価 子供用自転車レモルクの安全性についての意見 2008年5月から。


法整備されていない状況でも、中央集権国家なら、「今こんな状態で、こうしないといけない状況にあります」と、フランスは宣言しているということです。おなじ中央集権国家で、フランス以上に自転車の日常利用が進んでいる日本では、『知らんぷり』といっていい状況です。

日常交通行政の対応からみても、少子化対策の対応からみても、地に足がついた対応となっていません。「子供2人乗せ自転車の開発」だけを言い出して、広い視野で、それも世界的な視野で実証されている解決策であるはずの「自転車リヤカーでの子供の運搬」を提示することさえしないのは、産業界の強い後押しがないと動かなくなってしまった政治と行政の大きな責任で、それはひいては、それを支えているわたしたち一人一人の責任に跳ね返ってくる話です。

この子供載せ自転車リヤカーでだたひとつ心配な点は、『道路交通法上、不透明なところ』です。
自転車を買ったお店の別の支店では、『道交法上とりあつかいをやめました』といわれました。どうやら、子供載せ自転車リヤカーは公的には認識されていないもののようです。いわれてみればそのとおりです。わたしもこんなものがあるなんて、まったく知りませんでした。知らない時に現物をみていたらどんな反応をしたでしょう・・・・。

2008年update:「道路交通法上、不透明」と書きましたが、なぜなら、日本では、明示されていないと、後で警察がなんていうかで、法律でないことが決められてしまうことが多いからです。日本の法律で「子供載せの自転車リヤカーが想定されていない」ことです。そして、自転車関係は、各都道府県で詳細が決められます。そのため、それぞれの見解で違うことです。もともと、想定されていない乗り物なのですから、きちんと法律で位置づけた上で適切に法律上の扱いを決めることが求められます。

ドイツでは「Fahrradanhänger:自転車リヤカー:子供を輸送するように作られたリヤカーで運べるのは、7歳以下の子供2人まで。この時の自転車運転者は最低でも16歳になっていること」(ドイツtest誌2010年3月号でのドイツ道路交通法2009年9月改定要旨)。

フランスでは、「日常的な自転車利用が日本ほど身近な国ではないフランス」であるのに、そのフランスが「フランスではまだ普及していない」と位置づけながらも、子供用の自転車リヤカーについて、国家レベルで試験をおこなっています。しかも、日本では自転車リヤカーが公道を走るのが違法なのか違法でないのか、警察に聞かないと答えてくれないという状況のようで、明確な宣言がなされていないのですが、ここではフランスの法令について消費者の部門として、法律間の定義の違い、解釈の違いを明確に指摘し、その不足や統一を進言しています。行政が相互チェックが機能しているということです。使用が法的に認められていることをきちんと宣言しています。これなら使用者が安心して使用できます。行政の視点として基本的な視点ですね。(フランス レモルクテスト 自転車リヤカー評価 子供用自転車レモルクの安全性についての意見 2008年5月

EUでは欧州標準化委員会・技術委員会 CEN TC 333《自転車》の作業部会1(WG1)が「一般利用と自転車リヤカー」です。そのほかのカテゴリーとあわせて、自転車リヤカーは標準化でも具体的に名前があがるものなのです。

子供載せ自転車リヤカー利用時には常に歩道を走っていいオーストラリア オーストラリア、ビクトリア州自転車NPOの子供載せガイド
さて、自転車で子供といえば、歩道を走ることを考えてしまいます。日本には「普通自転車」と呼ばれる自転車のサイズがあって、この「普通自転車」であれば歩道走行ができるということです。というか、本当は逆で、自転車に歩道走行をさせようとした際に、サイズ制限を設けてこれを「普通自転車」と名づけたということです。歩道を走行できる自転車が「普通」で、それいがいは「普通でない自転車」のような印象をもたせる名称ですね。この「普通自転車」のサイズは、長さ190cm幅60cmです。さらにサイドカーはついてなくて、幼児席以外には運転者だけのもので、ブレーキがちゃんとつかえて、歩行者に危なくないものという定義です。というこの定義に自転車リヤカーは寸法上収まらないというのがまず一点。通常自転車リヤカーは幅80cmはあるので普通自転車定義の寸法に収まっていません。そういうわけで自転車リヤカーで歩道を走ると法令違反となると。厳密にはもし80cm以内の幅で、リヤカー含めて190cmに収まっていれば適法となります。これは自転車リヤカーまで含めて自転車だという理解に立てばですが、理解しない立場では、この普通自転車に入るかどうか以前の問題となってしまいます。

では、車道を走る分には・・・・常識的に考えれば、法令上、問題ないのです。
茨城の自転車屋さんオンザロードさんではしっかり調べてこのように掲載しています。

注意深い方には以下の点をコメントすべきでしょうか。事故の場合に、保険会社がどう動くかというと、これは別の問題です。ドイツでは保険会社が率先して自転車リヤカーの安全性を検証して使用促進を薦めていますが、日本では、そんなものはまったく存在しないという扱いですから。

さて、実際上は、歩道で使用せざるを得ない場合があります。歩道はベビーカー程度のスピードで走り(リヤカーをひいているのでかなりこの程度で走れます)いつでも止まれるように。そして歩行者のじゃまは絶対しない。もし走れない場合は歩いておせば、歩行者とベビーカーと同じです。でもただのベビーカーよりもたくさんのもの(子供2人+荷物)を乗せて楽に移動できます。車道が走れるところにきたら車道を走るということになると思います。

ちゃまは歩道を走ります。それなりの幅に余裕があって、人がいなければ、問題になることはありません。
人が歩いているときは、自転車から降ります。そして対向の場合は歩いている人に恐怖感を与えるよりもずっと手前でとまっています。歩いている人を追い越すときは、幅があれば、すみませんと声をかけながら、なるべく遠くを一番ゆっくり通ります。ママチャリに子供シートではこうはいきません。スピードをだしていないと倒れます。自転車リヤカーはいくらでもゆっくりとはしれます。幅がない時は、降りて歩きます。追い抜かせる幅が(50センチ以上離れられるくらい)あるなら、小走りで追い越します。幅がないなら、そのまま少し離れて後ろを歩きます。自転車を歩きながら押すのも子供シートにのせたままではバランスを取るのさえも難しいですけれど、自転車リヤカーは楽なんです。追い越せるようなら小走りで追い越します。

だから、狭い歩道のところでは使いません。車道を走ります。車道を走る時の一番の心得は、自分は自動車と同じ車両なんだと自信を持って走ることです。ちゃまは自動車の運転もします。日本では自動車の運転手と自転車の運転手を同じように取り扱っていません。そもそも警察が自転車も運転手といわないところがいっしょの取扱になっていません。その上子供も大人も自転車は自転車として取り扱っているんです。運転者に着目しないで、モノに着目した行政なんです。理解不可能なわかりにくい自転車の通行規則もそれに輪をかけています。取り締まりのためだけの増築工事につぐ増築工事の法令だからです。(EUのように具体的に検討したうえで指摘しようともせず)現行の大変古い法律の文字解釈だけで「子供載せ自転車リヤカー走行」が「適法」なのか「違法」なのか、一言でつけられるわけありません。日本の法律は地震津波原発があってもなかなかかわらないのですから。

子供載せ自転車リヤカーを自転車につけて、歩道を歩くことは、歩行者です。
ベビーカーが歩道を歩けるのとおなじです。
自転車を押して歩くのと同じです。
自転車リヤカーに子供を載せて歩道をあるくだけでもすごく楽、ということは覚えておきましょう。

それから自転車リヤカーでなくとも、自転車にのって一人で走る時でも、
歩道では、止まって、降りて、自転車を押して歩くこと。
いつでも歩行者が優先です。
歩行者の道が歩道なのですから当然です。
自転車は通らせていただいているんです。
そういう意味では「歩行者優先」もおかしないい方です。
「歩行者の道」を「自転車も使っていいよ」といわれているだけです。

そして、自転車も、サドルに腰かけて、両足よちよちあるきは、自転車乗車中です。
これで歩道を歩いていても、自転車ですから、歩行者と対等ではありません。

自転車を降りて、歩いて押していくなら、自転車単体でも、リヤカー付でも、
歩行者です。
ベビーカーを押している状態とまったく同じです。
この状態なら、歩行者です。
そして、歩行者として、他の歩行者の迷惑にならないように振る舞えば
公共道路の利用者としてその利用は当然の権利です。

ただし!

自転車リヤカーを引っ張りながら自転車から降りて歩行者になっていても、
他の歩行者を優先しましょう。

それは、ある意味、日本人的ですけれども、そこが日本なら、印象は、その方が当然いいのですし、
日本なら、
一般的には、
自分が、他の人にどうされたら、気持ちがいいか(あるいは、逆に、迷惑と思われないか)
その点を忘れずに行動すれば、法律は、後からついてくる国です・・・。

それでも、子供2人の手を引いて歩いたり、子供シートを2つつけて自転車に乗ったりするよりも、すごく楽ですから。


その条文があった時点と状況が変わっていて、その当時にはなかったものが存在する場合に、単に解釈でやることができることとできないことがあります。日本では法律の改定がなかなかなされません。でもピザやさんなどが使っている三輪オートバイや地デジ化など産業界の力関係などで非常に特定の部分だけすばやく変わるものもあります。不思議というより、みな、あきらめているのです。

法解釈という言葉もおかしいですね。解釈でどうにでもなるということでしょうか?

自転車リヤカーが走れる走れないなどということ自体心配することがおかしいと思います。まず、走れるものなのです。問題はどこをどう走るのかです。

でも、「子供シートを2つつけて子供2人載せで大人1人とあわせて3人乗りで自転車は走ってはいけない」との法解釈があったのでしょうか。実際にそういう状況でみんな走っていたんです。なぜそのような法解釈がされていたのかが、実は検討される必要があるのではないでしょうか。きっと最初はその条文をつくった人たちも、解釈した人たちも、「子供シートを2つつけて子供2人載せで大人1人とあわせて3人乗りで自転車は走ってはいけない」などとはちっとも思っていなかったのでしょう。ある時点で、そう解釈しないと、釈明できないような事態になったために、そうなったのでしょう。法律が先にあるのではないのです。人がいて、その人たちが幸せに生きられるために法律があるのです。だから、「子供シートを2つつけて子供2人載せで大人1人とあわせて3人乗りで自転車は走ってはいけない」などと言う前に、交通システムがどうあるべきか、そのなかで人はどんな交通をすればいいのか、そういう哲学を時代の変遷とともに改めて、その哲学の上に法律を変えていくべきなのです。世の中が変わっているのですから、法律は変わらないといけないのです。

ところが、一度つくった法律で、それを管理される側に委託してしまうと、管理することに慣れてしまい、変わることを恐れるようになります。行政は管理を依頼された側なのですが、交通行政を依頼された「警察」は、それ自体で「法解釈」という「立法的な行い」をしてしまいます。この行政と立法が一体化している状況が長年続いたことが、「下々の者たち(一般の人)」はお上(警察/行政)による「法解釈」を伺って、それに従えばよいと考えてしまうことを、根付かせてしまっているということが、日本の一番の問題なのだとおもいます。

その意味では、民主党の掲げた「政治主導」は「コンクリートから人へ」以上に、日本の変化のために必要なことです。政権交代が可能になったのですから、次に必要なのは、「古い法律を解釈で運用するのではなく」民意を法律に適時に反映させられるようにすることです。いつまでも「十七条の憲法」の解釈で子供載せ自転車リヤカーの運用が決まるとは思えません。



(以下:以前の情報に復帰します)
もっとも、自転車自体、その走行は本来車道です。自動車の通行量増加に伴い、歩道を優先する向きもあり、(わが町でも歩道を走らないといけない雰囲気ありです。) 実際、自転車に乗っている人には、歩道の方が安全に感じます。今度は、自転車が歩道を走ることになったので歩行者が恐怖を感じるようになったり。(歩道を走る自転車の中には無知をさらけだすようにチリンチリンそこのけ状態だったりするからそういうのはゆるせません。声くらいかけろと思います。)このあたりの対応も不透明なので、子供載せ自転車リヤカーなんかは、もっとよくわからないものになっているようです。

子供載せ自転車リヤカーをネットで販売しているところでも、『公道では走れません』と明記してるところがありました。が、ママチャリで3人子供を乗せて走っている方の多さからしたら、まだまだ、ずーと少数派。未就学児1人まではシートがあればいいそうですが、2人はだめなんですね。前後+おんぶで子供3人もたくさんいるいる。交通法規は、現実に即して変更できるかっていうと、現実には道路の作り方から対応しないとならなくなるので、それを考えると法規をつくるひとも、それを守らせる人も、そしてなにより私たち自身が、なにをよりどころにして現実に対応するのかっていうことが問われます。

ここ2006年に追加

 アメリカやイギリスはどうなっているかというと、社会的に問題のあることは書いてあります。ネガティブリストの国です。書いていないことは、どんどんやりなさいと。変則OK。日本は、書いていないことは原則禁止。悲しいけれども、こういう国ではベンチャーは伸びません。
EVCでキャンプしたい!外の『中央政治大学院 - 530万人雇用創出計画―規制改革による雇用創出戦略島田晴雄慶応義塾大学教授、内閣府特命顧問』ページを別窓で開くよ『中央政治大学院 - 530万人雇用創出計画―規制改革による雇用創出戦略島田晴雄慶応義塾大学教授、内閣府特命顧問』の小泉総理はベンチャーリスト 『共同自家用運転手産業』提案 から


ここまで

この文章を書いた後、子供のせのヘルメット義務化も大きくいわれだしてきたし、環境のためにも自転車の有効活用がそこここでいわれはじめているし。世間一般にはまだ無名の子供載せ自転車リヤカーを悪にしたてないためにも、少なくとも、自分の心がけは:スピードをださない。歩行者優先。追い越すなんてとんでもない、歩行者と同じスピードでも・・・という気持ちで。どいてもわらないとどうしてもいけない)追い越せない)ときは、申し訳ないです、すみません、ごめんなさい、と声をかけて平謝りに。

実際、車道を走るとクラクションにみまわれるから、広い歩道のある道路を選んでゆ~くり走るのが町乗り時の通常使用状態。ただし、人がいない、and/or 自動車のいない、広い道では、子供をのせたまま安心してスピードだせるから、そこのところはコメント書いておかないといけないかな。


自転車と幼児乗せについての注意についてはこちら


そういえば、セグウェイで拘置所に入った、KNNの神田さんの話も、日本の道路交通行政のよくわからない代表。


実際、お子さん2人を乗せたお母さんが自転車を倒したところに遭遇したことあり。保育園の迎えに私が行き、子供2人をつれての遭遇。うちの子供たちも目の当たりに。

雨が結構降っていて、私たちはかさを持って徒歩で家に向かっているところ。反対側の歩道をうちたちと同じ方向に自転車が過ぎていき、すぐ先の交差点が赤で、自動車が通過し、信号手前でお母さんは降りようとした。こちら側の道は一通。交わってる道は2車線。何れもそれほど交通量のある道じゃない。しかし停車のときにバランスを崩したようで、自転車が倒れてしまい、前側のハンドルの後の席にのっていた男の子はシートに足がはいったまま、かつ、握るバーがあり、倒れたときに自転車の転倒のなすがまま。走行時にはしっかりしている仕掛けが、転倒時にはあだとなる。その倒れた側が、すぐコンクリート塀で、そこに頭をこすってしまって・・・・大泣き・・・ うちもその声におどろいて、大丈夫ですかと声をかけると、おかあさんは、『大丈夫です、すみません』といって自転車を起こす。自転車にはりついた男の子は、また自転車とともに起き上がることに。後ろ側にのっていたおねえちゃんは、そのまま倒れたようだが、こちらは壁には幸いつかずに、たおれただけで、どうやら道に頭もぶつけていないようで、自力でおきあがり、元気な様子。男の子は泣く泣く。それは痛いよ。子供さんは2人ともカッパをきていたが、おかあさんは『傘差し片手ハンドル』。バランスが悪い状態での雨の日の片手運転。

追記:うちでも最近ママ用MTB!の後の荷物のせに子供シートをつけた。上の子が自転車にのるようになり、近間の送り迎えはこれに。それでわかったが、後ろ一人でもかなり重いぞ。子供乗せてから自分が乗る前は、後重心がかなりで、そのままウイリーしそうだった。乗ったら今度は、重いこと。自重をしっかりかけないといけなくて、さらに、右左に振ることもあぶない。一人のときには普通のシートから腰を浮かせてこぐことはできない。これにプラス、傘差し片手ハンドル?!、雨の日の足元で?!、しかもハンドル側にもう一人!?????そして、晩御飯の買い物袋満載おおおおお!!!!っていう状態は、わたしできません状態。とても危険。行政が口先だけいって、実際は放任状態なのも問題だが、これはみな自分で考えないといけないと思った。でも、みなやっているんです、やらないといけない状況なんだ。これが生活。なんとかならないか。

歩けですか?だっこしながらもうひとりの手をひっぱったら荷物もてないよ。傘はどうするのか?カッパかなあ?でも自転車のらないと会社とおいんだなあ、おかあさん。会社も保育園も家もバス停からも近くないし。という状態は一般的です。

でも、選択肢が提供されていません。子供を送り迎えするには、子供シートを後輪上 につける選択肢しかありません。産業界もだれも、それが唯一の選択肢として提供しているのです。

なんかおかしくありませんか。

少子化対策とかいって、いろいろ騒がれだしているのですが、自転車で少子化対策の話しをきいたことがありません。法規上一人しかのせられません。他の選択肢は?

おかしくありませんか。


要改善は自転車ではなく交通行政そのもの

2003年に上記を書きはじめ、都度書き足してきましたが、2008年1月から別途、「子供を乗せる子供載せ自転車リヤカー(バイクトレーラー、チャイルドトレーラー、キッズトレーラー、ファールラートアンヘンガー、サイクルトート、サイクルカーゴ、サイクルトレーラー、などなどなどなど)には世界にどんなものがあるんだろう」と思って調べだしました。それで、オランダ(のアムステルダム)やデンマーク(のコペンハーゲン)などでは、子供2人なんてものじゃなくて4人くらい乗せる自転車もあることを知りました。

ちょうどそのタイミングで「自転車に子供2人を乗せることは法律違反なので取り締まり強化」という話が話題になりました。「あれ、なんかいっていることがおかしいぞ、警察や行政もおかしいけど、報道がおかしいぞ」とおもいました。報道で「自転車の開発が必要だ」といっていました。ヘンだなとおもいました。だけど、そんな自転車世の中にいくらでもあるじゃないですか。「なんでいまさら開発なんだ?」そう思いました。(後日記:最初こそ警察の発表の受け売りでいっているんだなあと思っていましたが、報道が何度も繰り返して、日にちがたっても、最初は3月でしたが、何日たっても、新規の開発を報道メディアは繰り返しました。6月の新法律実施の時になっても報道メディアの姿勢にほとんど変わりがありませんでした。)

オランダ(のアムステルダム)やデンマーク(のコペンハーゲン)などの話を調べてみると、自転車が交通行政の中でしっかり位置づけられていて、交通インフラとして最初から考えられているというなかでのものだということがわかってきました。

へ~なんでそういう話を知らなかったのだろうと思うくらい知りませんでしたね。いまは世界中のことが一瞬にして報道されていて、知らないことはないんだみたいに思っていることは、錯覚なんですね。知らないことが多いんですね。なんで知らないのでしょうね。自転車子供2人乗せが話題になったのなら、このことをしっかり報道してほしいじゃないですか。でもほとんど報道されませんね。報道されても自転車単体の紹介を一瞬するだけでさらっと流されますね。交通行政の違いには触れられないですね。不思議ですね。報道ってなにやる仕事なんでしょうね。あるテレビの報道番組で車道を飛ばす自転車を悪者扱いで紹介することまでしていましたね。いまどきよくある芸能人バラエティ政治関連番組でなくて、まっとうな報道番組がこれにはまいりましたね、アホかとおもいましたね。

「道路利用者全体の安全」という問題の本質を避けて、「既存の法律の解釈」だけで「自転車利用者の一部」に責任を帰すだけの、「多勢に影響のない(と思った)」対応をした警察。

国土交通省も縦割り、自動車優位の政策から逃れられません。

だから、自転車リヤカーも、子供載せ自転車も、自転車の市街地での安全な車道走行も考慮されないままです。

子供載せ自転車に2人子供を載せてお買いものの荷物をどうすればいいのでしょう?⇒ボストンバイカーズ 2009年2月6日 エンリケ・ペニャロサ 都市計画を技術者任せにするな 政治の問題だ
日本の警察は、自転車の開発を前提として自転車に子供2人を乗せることを容認するという話になったと報道されましたが、世界の状況をちょっと調べれば、今の状況を脱するために新たな開発など、必要ないことが素人の私にだってわかります。すでに世界には子供を何人も乗せる自転車があるのですから。その自転車を走らせることのできる交通行政こそが改善を一番求められているものだということがわかります。

この一連の報道の中で、世の中の自転車についての報道がほとんどないことにほんとうにびっくりしました。当然紹介されるだろうと思ってみているのにまったくといっていいほどありませんでした。ある番組ではこの子供載せ自転車リヤカーも「開発中のもの」と紹介されました。変ですね。

結局、日本で「自転車に子供2人を乗せることを法律違反としている」ことは「交通行政そのもの」がおこなっているしばりだということです。いまやっている行政では違反なわけです。これは自転車の技術でどうこういうものではなく行政からみて違反だということです。ブリヂストンが開発に対して積極的でないと報道されましたが、これは技術うんぬんで対応するものではないとわかっているからだと思います。

このような行政の欠点を指摘する報道がないことが、一番の不思議です。行政のいったことをそのまま伝えているだけと見えます。報道が自分から考えていないのは、自転車行政を担当するところに、先進的なジャーナリストが配されていないのか、または、現在の行政への批判を自己抑制しているのかどちらかでしょうか。いや、頭のいいジャーナリストでなくてもわたしでもわかるくらいです。真剣に取り扱っていないか、自己抑制かのいずれかでしょう。

わたしは別に交通についていままで特段考えてきたわけではありませんが、今回の件で、「交通行政自体が修正を求められるべき」と確信しました。この点に踏み込んでいない、重きを置いていない「子供2人乗せ自転車批判」は、世界知らず、で、本当の生活をみていない、「にせもの」です。

歩行者(徒歩)、自転車、自動車、バス、トラック、(あと鉄道、飛行機,、船などなど、そう、船なんかわすれているなあ、うちの場合なら近くの東京湾でももっと使われてもいいのに・・・)すべて、わたしたちの生活です。『日常の生活を幸せに送れるために、これらそれぞれの交通手段をいかに最適に利用できるようにするか』が交通行政の役割だと思います。特定の事業者や特定の手段のことだけを考えるのは行政ではありませんね。でもどうみても自動車が走る部分だけが相当のコストがかけられていますね。(そして不思議なことに、自分自身もこのことに違和感をもつことがなかった!そうとうな国家的マーケティング効果だといまおもいましたよ。いま。人によっては国家的洗脳教育ともいいますか?どっぷりつかっていて気がつきませんね。)この自動車の走行だけに最適化した交通行政を修正することが、なによりも先に、求められるべきものだと私は思います。そこにメスがはいればいま世界にある自転車で十分に走行できます。

たとえば、自動車片側二車線の道の一車線を自転車専用レーンとする状況を考えてみてください。自動車の制限速度も街中ですから抑えるようにします。自転車レーン脇の自動車の制限速度はまあ最大40kmですね。(もちろん速度違反取締器は高速道路ではなくこういった道沿いの街中に多数設置します) よくある二車線の一車線を自動車の駐車/停車で利用するやり方も、自転車レーンとなれば当然認められません。このような自動車一車線分の自転車レーンがあれば、いまのままの子供2人乗せ方法での走行でさえも、歩道を歩行者と自転車が行き来している状況での子供2人乗せ走行よりも歩行者に気を使わなくていい分だけでも安全度が高いことは明白です。対自動車の危険性は自動車の運転者にも自転車への配慮を義務付け厳罰主義です。レーンが隣り合っているのですから自転車をいたわる走行を義務とします。いま信号のない横断歩道で止まることのない自動車を放任している警察こそ子供2人乗せ自転車以上の大問題でしょう。自動車に対する歩行者自転車の優位を実体化します。このような行政の対応こそ重要でありもっとも求められるものです。

世界にすでにそういう自転車があるのに、日本だけ新しく自転車の開発などやってもいまの歩行者と自転車が行き来している状況ではまったく解決にならないことは明白です。報道では、自転車単体にのみ目を向けて、あぶないということを強調しているだけで、自転車の走っている交通状況に対する批判などまったくないのが不思議でなりません。行政も報道も一体になって現状を肯定し、自転車単体とその利用者を悪者にする姿勢です。これのような近視眼/あるいは一方的に前提条件をつけること(「交通システムはそのままで」という考え)にだまされてはいけませんね。

ここで「新たに開発すべきもの」とは「日本の交通行政の姿勢そのもの」なんです。けして自転車単体ではありません。

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