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キャンピングカー用燃料電池

トルマがキャンピングカー用燃料電池だって。

FFヒーターのことをアップデートするため、いろいろ調べていたら、トルマ社では、2006年の9月に、キャンピングカー用燃料電池を発表していたことを発見。

プレス発表

プレゼンテーションビデオ たくさんあるけど『VeGA』のところ

トルマはキャンピングカー用燃料電池(フューエルセル)をはじめて実用化し市場に向けて準備中。キャラバン、ライゼモビル向け快適用品のエキスパートであるトルマゲレートテクニークGmbH&Co. KG, 社がキャラバンサロン2006でガスで動作するVeGAと名づけた燃料電池を出品した。


大きさ L600mmxW400mmxH250mm 重量20kg以下、最大出力250W。静粛性に優れる。メタノールでなくLPG(プロパン/ブタン混合)を使用している。LPGは環境にやさしいエネルギー源であり容易く入手することができる。時間当たりVeGAを燃料電池は最大出力時でガスおよそ90グラムを消費。11kgのLPGで最大出力を120時間連続継続可能でトータル約30kWhを生み出す。11kgボトル15ユーロとして0.5ユーロ/kWh。電気供給のないキャンプサイトでの長期休暇でも心配することなく過ごすことができる。実際の使用消費量は状況によって異なる。現在燃料電池VeGAはまだ研究段階であり、キャラバンサロン2007でプレビュー、2008年に少量のロット生産を行い、2009年春には4000ユーロ(67万円)超で量販に載せたい
との2006年時点での発表だったが、2007年のキャラバンサロンでプレビューされたという情報なし。



「VeGAのライバルは現在(2007年3月時点で)のところSmart Fuel Cell (SFC) のみ」とかで日本は眼中にない。SFCはメタノール駆動で出力50Wとか。まだまだ太陽光発電が有効と見たが、さて10年後はどうなっているだろう。


追記:

ハイマーは2004年9月にSFC搭載のキャンピングカーを発表していた。キャラバンサロン2007では、デスレフやニースマンビショフといった大所もSFCをオプションとして発表(これこれ、そしてこれ)。Power Managerという名前だそうな。実用化の道はSFCだった。トルマは2004年の発表を受けて2006年に臨んでいたのか。2007年に出せなかったということはトルマ負けたか。

しかも、こんな話もある。

DMFC開発の独スマートフューエルセル社は自動車部品メーカーのベバスト社が開発するレクリエーションビークルに同社製DMFC(EFOY)の供給を始めた。同社の燃料電池「EFOY」は4タイプ(1.6 kWh、1.2 kWh、0.9 kWh 、0.6 kWh)でメタノールを補給することにより独立電源として利用する。(
Digital Research Institute Inc. 燃料電池新聞オンライン
)


そして燃料電池の道は代替燃料とか大きなかさを振り回している次世代自動車燃料ではなく、補助エネルギーとしての道から開けていくのか。

キャンピングカーの燃料電池はLPGやメタノールをつむわけだけで、水素は自分の中で作る。一般に言われている燃料電池は、水素をスタンドで補給する。ここが違うけど、水素を何かから作らなきゃならないということは同じ。さて、どこから作るのでしょうか?これが問題です。わかった方は?

そう!燃料電池の大元のエネルギー源が化石燃料である限りは、なんのための次世代かということが問われてしまうんですね。太陽や水から大量の水素を作るのはコストがべらぼうでまだまだ現実的じゃないとか。一般市民はうまくだまされてしまう。液体燃料自動車は自動車単体だけを見ればクリーン。だけど、地球全体としてみれば結局化石燃料を使うのはかわらない。すくなくとも水素の大量生産を前提とすれば現段階ではその選択肢。いまと化石燃料を使うのは変わらない。直接化石燃料を燃やしているのより効率が悪いかも。結局、環境のためになどならず、新しいマシンを買わされるだけなんです。化石燃料使用の燃料電池ということなら、キャンピングカー用途のように電気がない場所で電気を得るためというのが現時点における燃料電池の正しい使い方かァ。その使途なら、現在のライバルは太陽光発電つまりソーラーパネルだな。ドイツはというかヨーロッパは緯度が高いからソーラーと燃料電池がいい勝負なのかもしれないけど、日本ではやっぱり太陽光発電じゃないかな。



2008年12月19日 ベバストジーシーエスジャパンが燃料電池発表


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