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駅の道 供用中?

オートキャンパー誌。道の駅別冊の中の話。

オートキャンパー誌はほとんど毎月見ていて、愛読誌といっていいのに、ここに書くときは、決まってよくないことになってごめん。

毎年、2月号、3月号だっけ?これに付録としてつく、道の駅別冊。これがほしくてオートキャンパー誌を買う人もたくさんいるらしい。

一ページに8箇所四角のマスを作って、それぞれ一マスに一箇所の道の駅がコンパクトに紹介されている。
ところで、今年、読んでいて気がついたことに、<供用中>のアイコンというかマークというか、これがこの紹介マスの先頭を切ってならんでいる。どの道の駅の紹介にも、この<供用中>が先頭に来ているから目立つこと。

まず、この<供用中>っていうのが、ぴんとこなかった。なんだこれ?と思った。

どのマスにも一番上側に、この<供用中>とその次の<その道の駅がある国道の看板マーク>と次の<駐車場Pマークと駐車台数>の3セットがならんでいるので、デザイン的に、これを目立つようにもってきたと思われる。つまり、読者に便利なように、読者が必要な情報をすぐにわかるようにならべてあげようという寸法と思われる。

読者に便利なように並べたはずのこの<3セット>なのに、最初の<供用中>っていうのが、まず、自分にはなんのことなのかぴんとこなかった。

ぴんとこないものを持ってきてること自体なんかあやしいんじゃないかと・・・・

全体を眺めると、この<3セット>中、<その道の駅がある国道の看板マーク>と<駐車場Pマークと駐車台数>は、道の駅が違えば(当たり前だけど)変わっているのに、<供用中>については、一律<供用中>だから、なんのために、この一番めだつ場所の、さらに一番目立つ左側に、この意味がなさげな<供用中>マークがきているのかが、さらにナゾになった。

みていたページで8箇所の道の駅、見開きで16箇所の道の駅があるけど、このページで<供用中>でないところはひとつもない。

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矢印は2本しか書いてないけど、全部が全部<供用中>(わざわざ、こんなのを載せる手間をかけるなんて自分はいったい・・・)

おひおひ、<供用中>でないものはなんなんだよ、と思って、他のページをめくると、そこもすべて<供用中>だった。さらにめくって、そこもすべて<供用中>、というわけで、<供用中>でないものにであったのは、5回ページをめくってからだった。

そこには<2006年7月オープン予定>と書かれていた。

おお!、ということは<供用中>とは<オープン中>ということか!なら、最初からそう書けよ!!!

まずそう思った。

次に、このデザインというか構成の、読者に対する思いやりのなさが、素人っぽいのがオートキャンパーらしいと思ってしまった。

だって、レイアウト上、一番重要な場所に持ってきているマークが、オープンしているか、オープン予定かの2択であって、さらに、そのほとんどが、オープンしているんだから、だったら、この一番大切な場所にそんなの持ってこないで、オープンしているところはあたりまえなんだから何もかかない。オープン予定のところだけ、タイトルの入っている枠内の背景の色を変えるとかして、その枠下に、オープン予定日を書いたりすればいいんじゃないの?

今のデザインは、<供用中>と<2006年7月オープン予定>では、緑地に白地の文字は同じなので、文字を見なければわからない。色で違いを出すことについては色覚の不自由な人への配慮がないということで賛否両論あるけれども、補助的につかうことはその他の大多数には有効で、色を変えれば、ざっとで流し見して色で判別することができる。だから、すくなくとも、これからオープンするところは、赤地にするとか、なんか違えればいいのに、それは考えられていない。

繰り返しになるけど、読むほうとしては、使える道の駅を探しているわけだから、オープンしていることをことさら書く必要はまったくない。

しかも、限られたスペースで、いかにコンパクトにまとめて掲載するかを考えなくちゃいけない場所に、<供用中>のオンパレードでスペースの無駄遣い、しかも、いちばんめだつところに、・・・・・ なので、お役所の無駄遣い同様、本来もっていないといけない意識が欠落しているんじゃないかと感じてしまう。

そしてそして・・・

一番書きたかったことなんだけど<供用中>という用語を平気で使っているということ自体が、この意識の欠落を、一番物語っているんじゃないかと思うんだ。つまり<供用中>という言葉のおかれている立場と、それを使う場所の適不適に対する理解だ。

そういう自分も不勉強で<供用中>という言葉を知らなかったんだけど、<2006年7月オープン予定>に対応するのが<供用中>なんだから、オープン中ってことなんだということは、この本でも推測はできたけど、じゃあ、<供用中>ってなにかと調べたら。

お役所言葉じゃありませんか。(正確には法令用語?) 『供用とは、すでに使用に供することができることをいい、単に道路や建物が完成しただけでは供用ではない。』という公務員試験ガイドがあったよ。なるほどね。しかも、滋賀県のガイドで、お役所言葉をやめましょうのなかにあったよ、以下引用。(リンク先は最下部のGoogleから探して)

法令用語、専門用語はわかりやすいことばに言い換えましょ う

 私たちは法令に基づいてそれぞれの業務を行っており、法令用語や専門用語に詳しくなるのは当然と言えます。しかし、慣れていない人がこれらを多く使う文書に接すると、わかりにくく、堅苦しい印象を持ってしまうことがあります。
 正確さを必要とする法規文などではやむを得ないこともありますが、県民向けの文書にはわかりやすいことばに言い換えるか、注釈を付けるようにしましょう。

(1) わかりやすいことばに言い換える。
 この道路は、明日から供用開始されます。

   →この道路は、明日から通行できます。

どうやら、<供用>とは、即刻直すべきお役所言葉の筆頭のようだ。それだけ、一般人の目に触れるところで使用されることが多いということだと思う。

ここで疑問が2つ。
なぜ、オートキャンパー誌がお役所言葉を使うのか?
駅の道はお役所か?

まず、後者から・・・
道の駅はお役所か。
確かに、国土交通省が認定していたはずだけど、各道の駅それぞれは、それぞれのものだ。ほとんどが公的な市町村関連の申請だとおもうが、特に公的なものでなければいけないはずではないはず。それに役所言葉がのっているというのは・・・・

だんだんわかってきたぞ。

オートキャンパー誌はお役所じゃないのに、お役所言葉を、こんなにちりばめるのか?
多分、たぶんだけど、お役所データを一括入力して、それを流し込みでレイアウトしているんじゃないか?入力したのはアルバイトで、入力元データは、国土交通省お役人天下り先のデータを使った。もしくはデータそのものをちょっと加工して流し込んだ。

だから、<供用中>という表記がどんな意味をもつのか、なんのケアもなされなかった。しかも、二重のケアレスというか、読者配慮のなさで、レイアウトの最重要ポイントに、この無意味な<供用中>アイコンを表記するように
デザインしてしまったレイアウト担当者。

かくして、<供用中>はスペースを無駄につかって、読者の目にうるさい役目となっている

と、思うんだけど。

さらに、不思議なのは、一方で<供用中>と書いて、一方で<オープン予定>と書くこと。

これだけ<供用中>をつかっているんなら<供用予定>だろ。それを、<オープン予定>と書くのなら、<オープン中>にしろよ!

すみません、取り乱しました。お役所関係法律関係の方々、ならびに、お勉強をした方々には当たり前のことでした。自分の不勉強を恥じます。

でも、どう考えても<オープン中>か<開業中>だろう。<使用可>とか<利用可>は高飛車だな。でも<供用中>なんて書くやつの気が知れない。

どう考えても、(一見使いやすそうなレイアウトで)読者のことを気遣っているようで、実は空回りしている。。。というか、多分<供用中>という用語がお役所言葉だという認識が欠落しているとしか思えない。<供用中>とはオープン中のことだから、と誰かに説明され、そのまま載せたのが真相なんじゃないかと。結果からみて、形式的な部分(本屋さんだから編集やレイアウト)だけに意識がいって、肝心の内容(伝える内容とその効果)について、もういっぽ、踏み込み足りなかったということになってしまう。おしい!

不勉強なら不勉強で自分の知らない言葉を使うってことは普通ないよね?知らないんだから使えないでしょ。でも使っている、しかも、なれない使い方で、おかしな使い方になっているということは、他人からもらった言葉でかつ不勉強かつ首尾一貫しない上意下達というか、そんなこんなで『はどめ』もかからずそのまま垂れ流しなんじゃないかと。

オートキャンパー編集部の皆さん、以下をご参考に。最初のほうにある大阪府のでは<供用>を含め、お役所言葉の『意味を知っている、文脈から理解できる、知らない』というようなアンケートをとっているよ。
EVCでキャンプしたい!外の『Google 供用 言い換え』ページを別窓で開くよGoogle 供用 言い換え

お役所でも使うのをやめようとしているのに、一般で使うなんてどういうことかな。新入社員が、上司を敬まったまま『XX社長です』とお客さんに紹介してしまうのと同類のような感じだな。本当は『社長のXXです』。

もしかして、道の駅の情報を作る際には、『オープン』しているかしていないかってのでは話ができず、『供用』しているとかしていないとかで、お役所の天下り先みたいな(失礼!)データ提供元となったところと散々話をしたのかもしれない。それでず~と仕事していたから、それが身についちゃって、そのままの姿勢で、お客さん向けに書いちゃったとも考えられる。こんなのはいずれにしても素人仕事。

オートキャンパー誌は、大変参考になる記事があってそれはお世話になっているんだけど、取り上げるテーマはよいのに、その解説の文章については、最初に読んだときからひっかかること多くて、それは、文章の表現を無理に硬くしているようなところがあって、つまり、書いている人の言葉を使っていないようなことがことがあって、読んでいる最中にどんなことをいっているのか意味が取れなくなって、なんども読み返してしまうことが多い。読み返して、係り具合がおかしかったのか、とか、この表現は本当はこのことを言いたいのだなと自分で添削してしまっていて、最初のころは、本当に編集部にお知らせしたくなっていたけど、最近は読み流せるようになってきているのは、そういうところが減ってきているのかな。(自分のことをおいているけど、あちらにはお金を払っているので・・・・。)

レポートしているオートキャンパーのメンバーが自分たち自身でやっていることは評価するし、そういう文章の素人さんが書くことで余計なレトリックがなくてだから自分みたいなものにも批判できるところがあるというところは、雑誌の個性だし、その方向はすきです。が、エッセイなんかと違って、一応説明文という類のものだと、文章の言っている意味がわからないのはそれとは別なので、そういう意味で、単に素人が書くということに関しても、読んでいる人にわかりやすく書くというのはむずかしいものなんだと教えられながら読んでいたりする。

このブログもそうだけど、時間がなくてそのまま垂れ流しで掲載したものは、なんども読み返していないから意味不明だったりすることがあるけど、こちらは、後でいくらでも修正することができるが、紙ものはそうはいかないから大変だ。編集時間も多く取れないだろう時にそういうことが発生するんだろうな。でも、素人でもおかしいと思うんだから、書いた人の後に、だれか文章専門家の別の人が見れば一発指摘の部分も多いと思うんだけど、それをやっていないで、書いた人の原稿がそのまま載っているって感じだから、今回の道の駅に関してもそんなんじゃないかと。

ここまで長々書いて、つまり、いいたいことは、オートキャンパー誌付録の道の駅ガイドは<供用中>の文字がうるさくて困るという話でした。



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